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「美影、退屈だった?本当にごめんね」
申し訳そうな顔をして、聞いてくる捺芽。
「特に退屈でもなかったよ。燈色さんがいたし、いろいろお話出来てよかった」
笑って答える。確かに捺芽がいなくて、少しはつまらなかったけれど、一人じゃなかったから。
「ま、捺芽が来たから捺稀が来るまでは、捺芽と話したいな」
本心だった。俺は捺芽といるのが好きだから、捺芽と話したかった。
「僕でいいの?」
不安な顔をして、こちらを見つめる捺芽。
捺芽とって言ってんのにな。
「捺芽が良い。ほら座って話そう、捺稀はまだ帰ってこないだろうから」
「うん、ありがとう」
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