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バッと頭を下げて右手を差し出す。
痛いぐらい心臓が鳴っている。
「………俺はお前と血の繋がった父親だぞ?」
「うん」
「……お前より20歳も上だ」
「うん!」
「…それにお前と同じ男だ」
「うん!!
それでも!!
それでも俺は太一さんが好きです!!
太一さん以外考えられません!!
絶対後悔させないし、絶対幸せにします!!
だから…!!
だから………」
気づいたら俺は泣いていた。
俺の気持ちを伝えたくて、太一さんに伝わって欲しくて。
「………こんな俺でいいなら……
よろしくお願いします……」
ふわりと差し出した右手が握られた。
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