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顔を上げると太一さんも泣いていた。
「いい年して何泣いてんの…笑」
「お…お前こそ号泣じゃないか…」
確かに…笑
それから俺らはどちらともなく抱きしめ合った。
初めて恋人として抱きしめられた。
絶対離さない、離したくない。
俺の愛しい恋人。
「………帰るか………」
ぽつり、と太一さんが言った。
気づくと辺りは暗くなっていた。
「もう少し…」
「俺明日仕事なんですが」
「休んじゃダメなんですか」
思ったことをそのまま言うと、太一さんに頭を叩かれた。
まぁ、そうでしょうね。
「あーあー。
折角恋人に慣れたのにな〜」
「それとこれとは別だろ。
お前、俺が休んだら学費や食費、その他もろもろの出費どうするんだよ」
「1日ぐらい平気っしょ〜?」
「………付き合うの取り消すぞ?」
「それはやだ」
「即答かよ笑
まぁ、わかったなら離せ。
帰るぞ」
渋々太一さんから離れる。
ま!帰ったら思いっきりイチャイチャしよっと!
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