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結局、相手が男ってことと自分の父親だってことは伏せて洗いざらい話しました。
嘘がつけない俺のバカ(ノд-。)クスン
「…うん、それは一之瀬が悪いね。そこはぐっと堪えないと〜!好きなんでしょ?その子のこと。好きなら我慢しなきゃ〜」
うぅ…
なんで俺、こいつに傷を抉られなきゃなんないんだ…
「でもさ、俺的には意外だったな〜」
ニヤニヤと笑う五十嵐。
「何が」
「いや、だってさ〜『女の子は毎日取っ替え引っ替え、特定の彼女は作りません』ってことで有名な一之瀬が1人の女の子にこんなに悩むんだな〜と思って」
悩んでる相手は女の子じゃないけど、俺ってそんな風に思われてるの!?
「だからさ、超興味あるんだよね〜☆一之瀬の好きな子!ねね!どんな子なの?可愛い系?キレイ系?」
「は?なんでそんなこと言わなきゃなんねぇの?」
「ちょっと〜!俺、相談に乗ってる側よ〜?そんくらい教えてよ☆」
待て待て待て!
俺が頼んで相談してるわけじゃないだろ!
お前が勝手に話に加わってきたんだろ!
こいつ、ほんとウザイ!!
「ね!教えて!お願い!」
「…………可愛い系………」
うわー、何でこんな奴に素直に教えんだろ…俺…
「へー…可愛い系かー…」
キラリと一瞬五十嵐の瞳が光った気がするけど気づかないフリをしよう。
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