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【番外編】父の日
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豊がギューっと抱きしめる力を強める。
「ちょ、豊!苦しい!」
「あ、ごめん。嬉しくてつい」
俺が抗議すると、パッと解放された。
いや、別に解放してほしかったわけじゃないっつーか…なんつーか…ゴニョゴニョ
「太一さん、俺さ…これから自重する。当たり前だけど、ヤるだけが付き合うってことじゃないし。太一さんが覚悟できるまで待つ!」
「…豊…」
驚いて振り返ると、そこには豊の優しい笑顔があった。
成長したなぁ(ホロリ
「…あー…でも何も無しってのはキツイから…その…キスぐらいなら…OKですか…?」
恐る恐る聞いてくるあたり可愛らしい。
こくん、と頷くとだんだんと豊の顔が近づいてくる。
さ、早速ですか。
これ以上ないってほどドキドキと煩い心臓も今はなんだか心地よい。
そっと目を閉じると、俺と豊の唇が重なった。
それはほんの一瞬だったけど、確かに豊の温もりを感じたんだ。
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