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因縁 ②
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「ひとりじゃ、なかったろ?」
「…うん。」
―ずっと
ツラいのは自分だけだって、思ってた。
でも、本当は。
じいちゃんも、そのお兄さんも、ぼくの父さんも、水沢さんも。
もしかしたら、じいちゃんの親父さんも…。
ぼくが知らないところで、みんなそれぞれに、もがき苦しんでたんだ。
「寿哉。おまえは、消えんでくれ…。」
「うん。」
ぼくはゆっくり頷いた。
そして、長峰くんを見た。
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