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敵わない
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俺の1つ年上の幼馴染み―としくん―は、無防備だ。
祭りの後は、浴衣のままで、酔っぱの俺を部屋にあげたし。
この前、ブドウ持ってった時は、風呂上がりなのか、濡れ髪だったし。
崎谷さんちで夕飯食ってる最中も、やたら崎谷さんに笑いかけてて。
酔ったのか、デカいウインナー頬張ったまま、俺のグラスにビール注ごうとするし。
今だって、玄関開いたまま、靴脱いでるし。
俺が後ろ手にピシャンと戸を閉めたら
「あれっ?トイレいく?」
靴を揃えながら、まさかの上目遣いで訊いてきた。
―半分、正解です。
俺は答えずに、そのまま後ろから抱きしめた。
「えっ!?」
目の前で、うなじがピクンと震えた。
いくらご近所だから、幼馴染みだからってな、モノには程があるってことを、今日こそ解らせてやるっ!!
「部屋、行っても良い?」
耳元で低めの声で囁くと、コクンと小さく頷いた。
「うん。今夜はじいちゃん居ないから。どうする?泊まってく…?」
ぐあぁーっ!!
マジでこの人、俺をどうしたいんだ!?
てゆうか、もう限界!!
勝手知ったるなんとやら。
玄関からすぐの仏間に引っ張り込むと、その甘い唇を思う様、貪った俺なのだった。
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