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チクタク…
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「……。」
「……?」
自身の右手を、緒方の腕に伸ばす
きょとんとした緒方の顔
(……。)
限界まで膨れ上がったこの感情を
俺は、知らないふりをして
一瞬の間
緒方を腕の中に閉じ込めたことを想像した
柔らかい感触
あったかい体温
そして、胸いっぱいに広がる、あの愛しい『匂い』
…世界で1番幸福な人間になれる気がした
どんな人たちよりも、ずっと
…もう、あと1センチもなく緒方の腕に触れる
そのときだった
──ガシッ…!
「「!?」」
「……。」
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