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誘惑 ~レベル3~
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何がまずいかって、そんなの1つしかない
(やばい、すげー良い匂いする…)
緒方から少し顔を逸らしてみるけど、それにあまり意味はなかった
…今まで掠める程度でも、あんなにドキドキしてたってのに、これからしばらく隣に座ったままなの?
大丈夫、俺?
ちゃんと冷静に緒方と話できる?
このまま昏睡しちゃったりしない?
それにしても…
(何でこんなに、綺麗な水みたいな匂いするんだろう…)
…俺が幼い頃からずっと好きだった、雨上がりの『朝の香り』に本当によく似ていている
ひんやりとした純粋な空気と、ほんの少し香るフルーツみたいな匂いと…
「…んと、水堂君?」
「あ、わり…」
緒方に声をかけられ、どくんっと心臓が跳ねる。それだけで…
だけど、だから
(…俺が、好きになったのは…)
目線を緒方の方に移すと、もう1度目が合う
…けれど、やっぱり逸らされてしまい、そのまま小さく身体を丸めて俯いてしまう
相変わらず、ほっぺ赤いまま…
(本当…何なんだろう、この子は…)
可愛過ぎて、どうにかなりそう…
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