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無防備
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「「……。」」
…どれくらいの時が経っただろう
あれからずっと緒方の頬をすっぽりと包んだまま、瞳の奥を見透かすように見つめて、…いたけど
(大丈夫かな、この子…)
見つめ続けるにつれて、緒方の顔はどんどん色づいていって
息も荒くなるの通り越して、深く押し出すようなものに
目に至っては焦点合ってるのかな?ってくらい朧げに潤んでしまっている
…緒方をこんな大変な状態にさせているのはまぎれもなく俺、なのに…
(……。)
そろっと身を乗りだして、より顔を近づける
身体のところどころが触れ合って、じんわりと淡い熱を帯びていく
…ごそごそと布地が擦れていく音が、やけに扇情的に聞こえた
「…ん、ん…」
「……。」
…ここまでしてももう、緒方は慌ても逃げようともしない。…ただ俺の目を見つめて、俺のすることを受け入れて…
「緒方…」
「……。」
(…俺のこと、好き?)
…
(……………っ!!!!)
…
「……暑い?」
「……ぇ…」
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