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いちご爆弾再び
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「…この部屋、前にも来たことあったの?」
「……。」
斜め下を向いたまま緒方がこくんと頷く
んー…つまり?
これ使って、この部屋の扉開け閉めして出入りしてたってこと…?
(……。)
「……ぶはっ!」
「…!?なっ、な…」
「くっ、わりっ…くく…」
「……っ、何で笑うのっ!」
…だってさ
「真面目」で「いい子」だと思ってた緒方が
こんないたずらっ子みたいなことしてたなんて…
「…いや、可愛いなって思って」
「…か、かわっ…!」
「…ん、可愛い」
「……。」
(…おー、ふわっふわ…)
ふんわり柔らか、初めて触れる緒方の髪
そのままぽふぽふと頭を撫でてると、ちょっとだけ俺の方を見上げて、また俯く
…なんだかこの動きのひとつひとつが小動物っぽく思えて、ずっとこうしてたいと、つい思ってしまう
「…もっ、むっ」
「…ん?」
「はっ…」
え、何?
「「……。」」
「…『もうむり、はずかしい…』」
「……。」
…どかーんっと、頭のどこからか、爆破音が木霊した
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