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「…ほんとは、こわくなくて。最初から…」
「え…」
(……?)
どういうことだろう…
あの時、たしかに緒方の身体は震えていて、泣きそうな顔にまでなっていて
それと”こわくなかった”が繋がらなくて混乱してしまう
「…こわく、なかったの?」
「…あ、ううん。こわかった、んだけど…
…手、握らせてくれて」
「…?」
「そのときから、もうこわくなくなってて…」
「……。」
「…んと、何が言いたいかっていうと…
…こわくもないのに、ずっと手握っててごめん、って…」
「あー…それは、全然…」
「……。」
「「……。」」
何これ…
なんかすげー恥ずかしい…
俺の手握った瞬間、何にもこわくなくなっちゃったってことだろ?
いや、嬉しいんだけど…
「…なんか水堂君の手、あったかくてかっこよくてつい…
…あっ、ちがくて!かっこいい、っていうのは心強かった、の方でそういう意味じゃ」
「…どういう?」
あ、やべ。ツッこんじゃった
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