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ほんとはね
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「…おれの頭撫でたり、手繋いだり」
「うん…」
「”可愛い”とか…」
「……うん」
「あと、ほ…ほ、ほっぺ……したり…」
「……。」
(あー…そう捉えられちゃったか…)
…たしかに俺は、緒方のこと小動物みたいで可愛いって思ってる
けど、緒方だって男としてのプライドもあるはずで、そういう扱いは嬉しくなかったのかもしれない
(……。)
…と、思うところなんだけど
緒方が言葉を紡ぐ度みるみるうちに頬が赤くなっていくのが分かって、どっちなのか判断がつかない
本人は下向いて隠してるつもり、らしい…
「まあ、たしかに子犬……可愛いとは思っ」
「今子犬って言った…」
「あはは…」
しまった、頭に浮かんできた緒方っぽい小動物のイメージがつい…!
「笑って、そっち見ても何も変わらないよ…」
あー、もうダメだ!
今度こそ、本格的におこってる!
どうすればいいんだ、この状況…
「…いいよ、もう」
「あの、緒方…?俺さ…」
「別に…嫌じゃなかった、から…」
…え?
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