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薄明時
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「ごめん」
「…?」
(……。)
突然、だった
目を開けると、緒方はさっき寄りかかっていたころに立っていて
首元を触っていたのも、身体がくっついていたのも、みんな無くなっていた
…時間が戻ったような、泡が弾けて消えたような、不思議な感覚だった
「……はぁー…」
…とりあえず現実だと、すでに起こったことだと認識する
(いつの間に…)
胸元を見ると、シャツのボタンが普段より2つ多く空いていて、変な風にはだけていた
何より身体のあらゆるところが熱い。足元もおぼつかなくてふらふらしそう…
…酒飲んだらこんな感じなのかなー、とか回らない頭で考える
「……ごめん、ほんとに…」
もう一度、緒方が同じ言葉を口にする
そうだった…
言われたんだった、”ごめん”って…
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