アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
じゅう。
-
「待て待て待て!!やめろ、来るな!!何する気だよ馬鹿共!!」
「暴れるなよ兄貴。…ミカ、そっち押さえてて。」
座らされて後ろからミカにがっちり押さえ込まれて逃げることができない。前からはミツキが妖しい缶を持って俺ににじり寄ってくる。
「なぁ、ミツキ。それ何?」
ミカが俺を羽交い締めしながら尋ねる。
「まぁ、見てれば分かるよ。飲んで。兄貴。」
こいつが笑顔で飲ませようとしているものは絶対ろくでもないものに間違いない。
足をばたつかせるがミツキは足の間に入り込んでいるため、無駄な抵抗でしかない。
せめてもの抵抗で口を閉ざして顔を背けた。
「…そういうことするんだ、兄貴。」
ミツキがニヤッと口元を歪めて俺の鼻を摘まんだ。
「ん゛っ!!」
「ほら~口開けないと窒息するよ。」
意地でも開けるもんか。
だんだんと苦しくなってきて、涙が滲んでくる。ミツキのニヤニヤした顔が腹立つ。
「はっ…あががっ!!」
酸素を取り込もうと口を開けた瞬間に缶の中の液体を喉に流し込まれた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 323