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親衛隊
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歓迎会から数日経ったが、俺は変装していた時とは違う周りの態度に慣れない。
「よくこんなの我慢できるよな」
どこに行っても、何をしてても穴が開きそうな程感じる視線。
親衛隊持ちも苦労するわけだ。
「秋にもできるだろうな」
「会長が恋人って宣言したから襲われることはないと思うけどね」
フォローしてくれるなんて流石友達。
でもあまり喜べないよ。
「あの!」
声をかけてきたのは平凡な容姿の生徒だった。
「もし黒葉様さえ良ければ親衛隊を作ってもよろしいですか?」
「様…親衛隊って」
俺なんかの作っても意味ないんじゃないの?
「別にいいけど」
そういうと「ありがとうございます」とお礼を言われた。
「因みに生徒会の皆さまと風紀の皆さまも親衛隊に入ってますので」
それでは、と頭を下げて去って行った。
なんであいつらまで入ってんだよ。
この野郎。
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