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【後日談】一夜の夢、一生の誓い …32
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「っ…っあ」
珍しく、雅治さんが声を漏らした。
閉じていた目を開けて雅治さんを見ると、苦しそうな顔をしている。
いや、苦しいんじゃなくて…感じてくれてる、顔。
「あ、あっ…」
その顔に、さらに快感を得た。
俺の視線に気付いたのか、雅治さんが俺の目を捉えた。
それからゆっくりと、視線を下に向ける。
雅治さんの視線の先は…俺のスカートの…
あぁ。
雅治さんが、スカートの中を覗いてるなんて。
今までに見た事のない場面。
それに対して感じたことのない感情が沸き起こる。
だって、そこだけ切り取ると、雅治さんが女の人に挿れて喜んでるように見えるんだもん。
違う。
分かってる。
女になった、俺と、ヤッてるんだ。
俺、俺自身にヤキモチ妬いてんのかな?
あぁ!ややこしい!
ってゆーか…
入ってるのは、いつもの雅治さんのはずなのに。
俺の身体がいつもと違うのか、何とも感じたことのない感覚というか、快感が押し寄せて来る。
「あ!…や、あぁん」
「ク…ッ」
時間をかけて、ようやく雅治さんのが全部、入った。
あぁ…
こんな風に雅治さんと繋がれるなんて!
俺の我が儘を受け入れてくれて。
しかも、それに応えてくれて。
まさかこんなところで…とは思ってなかったけど。
ドキドキして、キュンキュンして、繋がったところからじわーっと何かが全身に広がる。
嬉しい。
雅治さん、俺、すごく幸せ。
「なんか、変な、気分…ッ」
雅治さんがそう言って困ったように笑う。
変な気分?
「すげー、ドキドキ、する」
「!!」
雅治さんも、ドキドキしてくれてるの?
「ん…っ、俺も…っ!」
そう伝えると、照れたように雅治さんがはにかんだ。
ああ、俺、愛されてる。
幸せ過ぎて、死にそう。
雅治さんが、ゆっくりと動き始める。
「は、あぁぁ…ん」
あ!あぁ!
気持ちイイ!
誰かに見られるかもしれない車の中ってことを忘れて、思い切り喘いだ。
「くっ、そ……マジ、やば…っ」
イクのを我慢しているのか、雅治さんが身体に力を込めた。
ビク、ビク、と身体を震わす。
俺も、また、イきそうだよぉ。
「ゃ…あ、あん、んむ」
雅治さんが、俺の声を閉じ込めるかの様に唇を塞いだ。
余裕のなさそうな雅治さんを感じて、すごく嬉しくなった。
こんな俺を、こんな風に抱いてくれるなんて。
こんなに、感じてくれて、っ…
「ん、ん、っ」
熱い。
身体が熱い。
蕩けてしまいそう。
「も、…声まで、いつもより可愛い…女の子、みてぇ」
チュ、と音を立てて唇を離した雅治さんが、そんなことを言った。
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