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【後日談】一夜の夢、一生の誓い …44
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"りく君へ
今回は色々試させてくれてありがとう!
服、良かったら着てね!
冷蔵庫のワインは、二人へのクリスマスプレゼントです。
Happy Merry X'mas!
遥香より"
遥香さん⁈
カードを覗き見た雅治さんが「あぁ」と呟いた。
「姉貴の用意周到さには、本っ当……」
あ、そうか。
このホテルを紹介したのは遥香さんで、遥香さんは俺が今日女装するのも知ってた訳だから、着替えを準備してくれたって事だ!
「うわ…遥香さんにこんなにお世話になって…何か申し訳ないよ。いいのかな?こんな事までしてもらって」
「いや、姉貴は世話焼くのが好きなんだよ。遠慮せず受け取った方が、あいつも喜ぶよ」
「うー…でも…」
良いのかな?
今日の服どころか、明日の服まで。
「気になるなら、今度なんかテキトーなもの買って返せばいいんじゃない?」
あ!そうか!
そうしよう!
何か良い物買って、お礼しよう!
明日帰るのにこの服のままは嫌だし、ここは有難く受け取る事に決めた。
「うん!今度、遥香さんの気に入りそうなもの、何か教えてね」
「あぁ」
そう言って雅治さんはニコリと笑った。
ふと、鏡に女装した自分の姿が映っている事に気付いた。
「…あ!そうだ!俺、着替える!」
今から誰かと会うなら、是非、女装を解きたい。
このままでは恥ずかし過ぎるし。
「えーー?」
雅治さんは、明らかに嫌そうな顔をした。
「そのままでも良いと思うけど?」
「いやいや、恥ずかしいもん!」
「気にならないけど?」
「俺は気になるの!誰かと会うなら尚更!」
雅治さんは不満気な顔をしたけど…
その我儘は聞きません!
ほんの少しの間睨み合った後、雅治さんが小さく頷いた。
「分かった」
よし!
じゃ、早く着替えなきゃ!
ババッとコートとブーツを脱ぐ。
セーターに手をかけたところで、突然雅治さんに後ろから抱きつかれた。
「えっ?」
「はい。ばんざーい」
「わわっ」
抱きつかれたと思ったけど、ただ腰に手を回されただけで、気付けばあっという間にセーターを脱がされていた。
「何っ?」
雅治さんを振り返ると、今度こそ本当に後ろから腰に手を回された。
「着替えるなら、俺が脱がせるから。…じゃないと、このまま連れてく」
「えええー⁈⁈」
何、それ!!
ってゆーか、目が!目が野獣になってますけど?
なんで突然そんなスイッチ入ったの⁈
「わっ、ちょっ!ちょっと!」
雅治さんの目に気を取られていたら、気付けば今度はスカートをストンと落とされていた。
「やっ!ちょっ!恥ずかし過ぎる!」
キャミソールにハイソックスという、何とも恥ずかしい格好をさせられてしまった。
「しっ!」
何が『シッ』だよ!黙るかよ!
と思ったけれども、あっという間に俺の唇は雅治さんに塞がれて、次の言葉を発する事が出来なかった。
「ん、ん、ん〜〜!」
雅治さんの手が、キャミソールの裾から入ってきた。
「はっ!…ん、んっ!ら、…めぇ」
文句を言おうとした俺の唇を、雅治さんが激しく貪る。
ブラのホックを外されて、胸の突起を摘まれた。
「あっ!…ん…まっ、て…」
ダメだと思いつつ、身体が勝手に火照ってくる。
「後でゆっくり脱がせたかったのに…」
雅治さんが、太ももを撫でていた手を下着にかけて、グイと下ろした。
「や!ちょっと!」
なんで先に下を脱がせるのっ?
手を伸ばしたけどもう膝まで下されてて、さらに手を伸ばそうとすると足で下まで一気に下げられた。
「もうっ!一人で着替えられるし!ふざけないで!」
「ふざけてなんてないよ?だって、このカッコが見られなくなると思うと、名残惜しくて…」
「あ!んっ!…だからって…っ!こんなッ」
ケツを撫でられた後、その手は前に回ってキュッと中心を握りしめられる。
性急な雅治さんのその行動に戸惑いつつも、雅治さんの熱い吐息や手の動きに、身体は正直に反応していく。
あぁ!こんなことしてる場合じゃないのに!
俺の身体の、バカっ!
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