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再会 …1
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それから数日後。
東京の自社に戻った俺は、何時もの業務に戻った訳だけど…。
あの日から、暇がある度に小栗さんを思い出していた。
凹む。
男を想像して抜いた背徳感が何とも言えず憂鬱だ。
それに、こんな風に男の人を意識するなんて、重症だと思う。
次、またいつ会えるかな…なんて考えていたその時、課長から呼び出された。
「実は、先週佐藤に行ってもらったS電機の製品。あれのハイスペック版が来たんだよね。
本来、通常版と同時進行する予定だったらしいんだけど、先方のトラブルで時期がずれたらしい。
テスト項目が少し増えるくらいで他は今回OKの出た通常版のプログラムをそのまま使って良いそうだ。
希望納期は1週間後で、キツキツなんだけど。やれるか?」
「っ、はい!やります!頑張ります!」
同じ製品って事は、小栗さんと一緒になる可能性も大だ!
それから、課長が転送してくれた営業のやりとりのメールの中に小栗さんの名前を見つけて、俺はニヤニヤしてしまった。
向かいの机に座る同期に、変な顔で見られてしまったけど、そんな事、気にしないもんねっ。
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