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仕事終わり …2
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何かな?まだ何か忘れてる事あったかな?
と、携帯を眺めながら首を傾げたところで、後ろから声をかけられた。
「お疲れ様」
「小栗さん!お疲れ様です!
ど、どうしたんですか?提出したデータに何か問題ありましたか?」
嬉しい。会いたかった人が、そこにいる。
「いや、そうじゃないよ。
ちょうど席に戻った時に、山本課長から、今佐藤君が帰ったよって聞いて。
会ってちょっと話したかったから」
何?何?仕事じゃないの?
「ね、良かったら今日…飲みに行かない?」
えっ!何それ!
すごく嬉しい展開!
「ハイ!喜んで!!」
やった〜!このまま一人でホテルに帰るの、寂しいと思っていたんだ!
「はは。居酒屋みたいな返事だね。
今日は、そんなに遅くならないと思うんだけど…。
泊まってるホテルは○○ホテル?」
「はい!そうです」
「じゃあ、終わったら携帯に連絡するから、ホテルで待ってて。
ここで待ってても良いんだけど、他の奴らに見つかったら、確実に皆ついてくるし…」
え?もしかして、2人で飲みに行くの?
急にドキドキして来た!
「分かりました!ありがとうございます!嬉しいです!」
俺の顔、多分真っ赤だ。しかもにやけてる。
隠せない。
いや、もう隠さなくてもいいや。
嬉しいんだもん。
「ん。7時前に連絡出来るように頑張るよ。…じゃ、後ほど」
小栗さんはフワリと微笑んで、俺の頭をポンっとなでて戻って行った。
う、う、頭なでられた。
普段なら子供扱いされたみたいで嫌なのに、もっとして欲しいと思うくらい、キュンとした。
だって「俺に近付くな」ってオーラ出してる人が、自分から近付いてくれたんだよ?
嬉しくない訳ないよね?
小栗さん、本当にカッコいい。
やばい、やばい
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