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好奇心
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「うーーーん」
その日の夜、風呂場で俺は一人唸っていた。
あれから色んなサイトや動画を見た。
正直、男同士がやってるの見ても、何も感じないどころか、気持ち悪い。
でも好奇心が勝って、とりあえず試してみようと腹を決めた。
身体を洗うついでに、後ろの穴を念入りに洗ってみたりして…
で、泡のついた指を少し中に入れてみたりして…
うーん?
何も入る気がしない。
ローション使えば違うのかな?
身体の泡を流してから、右手の中指にゴムを着けた。
指に、ローションを垂らして、入り口にそれを塗りつけるように指を這わせてみた。
先ほどよりもヌルヌルと指が滑る。
…これなら入るかも…
ネットで得た知識を思い出して、グリグリとほぐすように周りを押してから、指をゆっくり入れた。
「うっ」
指一本だけなのに、すごい威圧感と言うか、異物感。
ほぐすように動かして、抜き差ししてみる。
数分くらいしたところで、だいぶ緩やかに出し入れ出来る様になった。
人間の身体って不思議だな。
指一本、余裕で入るようになっちゃった。
次は、指二本…と、思ったけど、この時点で穴がヒリヒリする様な感じがした。
それに何より、怖い。
こんなんで、小栗さんのものを受け入れられるようになるんだろうか。
はぁ…
この時点でどっと疲れてしまった俺は、今日はここまで、と指を抜いてシャワーを浴びてから風呂場を出た。
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