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昨夜の秘事 …2
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「え?…自分に…入れる?」
恥ずかしい。
「は、い。手をつないだ時の相性が良いと、身体が繋がった時の相性も良いって聞いて…その…」
小栗さんは何も言わない。
顔が見れないから、どんな反応されてるか分からない。
恥ずかしい、恥ずかしい。
「でも、でも、昨日初めて…それを入れたんですけど…全然気持ち良くならなくて…て言うか、痛くて怖くて、入らなくて…その…
こんな事して、俺、気持ち悪いですよね。…ごめんなさい」
あー。言ってて何か悲しくなって来た。
「佐藤君、顔を見せて?」
小栗さんが、優しく声をかけてくれた。
俺のこと引いてない?
俺の言ったこと、理解してくれた?
俺は恥ずかしくて、小栗さんの後ろに抱きついたまま、首を横に振った。
「…佐藤くーん?」
小栗さんは、俺の手を取ってキスをした。
「変なこと言わせてごめん。でも、ありがとう」
ありがとうって?と、俺がそおっと顔を上げようとしたら、ガバッと振り返った小栗さんに両手首を掴まれて、ベッドに押し付けられた。
俺を押し倒しながら、すぐに深いキスが来た。
舌で唇を舐められて、たまらず口を開くと舌が入って来て、俺の舌を絡め取る様に動き回った。
やっぱりキスだけで、俺の中心は熱を持って来る。
気持ちいい。ゾクゾクする。
「んぅ…」
息が上がって来きて、思わず声が漏れる。
小栗さんが、少しだけ唇を離して言った。
「ね?俺を受け入れてくれるって…本当なら、証拠、見せてくれる?」
「えっ⁈証拠?」
「そう。昨日使ったモノ。佐藤君の言うことが本当なら、この部屋にあるんだよね?」
う…
小栗さんの目は、俺をしっかり捉えている。
もう乗りかかった船だ。
ごまかしたくない。
俺は羞恥心と闘いながら、ベッドサイドの引き出しからネットで購入したものを取り出し、小栗さんの前に置いた。
「これ、使ったんだ?…こんなものを…」
小栗さんが、ツツっとバイブをなぞって眉を寄せた。
「いや…怖くて入らなかった、んですけど…」
小栗さんが俺の手を包むように取ってまぶたにキスを落とした。
「ごめん。俺、すごい嬉しい」
え?嬉しい?
「その、…こんなことしてた俺の事、引きませんか?」
「まさか⁈ヤバイ。逆に可愛いくて仕方ないよ。
俺が佐藤君のこと、どんな風にオカズにしてたかの方が、よっぽど引く内容だよ。ははっ」
ええっ⁈
小栗さんってこんなこと言う人だったの?
本気?冗談?
小栗さんは笑いながら、ギュッと俺を抱きしめた。
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