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繋がりたい
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「ねぇ、これ、どうやって使うの?」
「へっ?」
小栗さんはバイブを指差してそう言った。
俺は真っ赤な顔して、口をパクパクさせるしか出来ない。
「さ、と、う、くーん?」
目を細めて、首を傾げられた。
オーラ!ハリウッドオーラが痛いよぅ!
う、う、う…
もう、どうにでもなれ!
「……えーと、まずはですね、指でほぐして、柔らかくなったら…」
「待って。俺にも分かる様に、定量的に教えて?」
てっ定量的にとか!仕事みたいなこと言わないでよ〜
ただでさえ恥ずかしいのに!
でも、この状況からはもう逃れられない。
「うう。〜〜もう!分かりましたよ!
えーと!最初は、指一本を穴に入れて、入り口を柔らかくする様に動かして。数分もしたらきつくなくなって来るから、次に指を二本にして、同じ様に入り口をほぐして。柔らかくなったら……その、これを入れて良いらしい、で、す」
最後は声が小さくなって、伝わったか分からなかった。
「分かった。教えてくれてありがとう」
小栗さんは俺の顔を両手で包んで、優しくキスをしてくれた。
「そんな事、俺のためにしてくれてたなんて…」
『俺のために』って…
「小栗さんのためにって言うか…自分の…」
自己満足なんですけど…
「でも、繋がる事を考えた時、負担のある方を選んでくれたんだろ?」
「それは…」
自ら受けを選ぶだなんて、気持ち悪いかな?
でも、小栗さんはとても優しい顔で俺を見ていた。
「俺は、小栗さんと…その…繋がりたい…んです」
小栗さんをそっと見やる。
「…そのセリフ、可愛すぎ」
抵抗する間も無く、唇に食いつく様なキス。
その後、耳から首筋へと、舌を這わされた。
身体中にキスの雨が降る。
「は…ぅ……」
小栗さんの唇の感触に腰に熱が集まって揺れる。
気持ち良い。
動画で喘いでた彼みたいに…いや、いっそのこと女みたいに、快感に溺れたい。感じたい。
鎖骨をなぞったその唇は、胸の頂を含む。
舌でチロチロと舐められたかと思うと、グッと押し込まれる。
「あぁ…んっ!」
最初は恥ずかしかったけど、素直に感じようと開き直った瞬間、俺の口から聞いたことない様な甘い声が出た。
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