アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
待てない
-
自分の声に、思わず手を口にやる。
小栗さんはゆっくりと顔を上げ、俺を見た。
その顔は、眉を寄せ目を細めて、切なそうなものだった。
「佐藤君、そんな声出されたら、本当に抑えが効かなくなる」
俺の手を退けて、キスをする。
俺の声でも感じてくれるの??
本当に?気持ち悪く無い?
小栗さんの手は、俺の履いていた下着をスルリと取り去った。
俺の足を広げて膝を立たせ、膝から腿へと手を滑らせる。
もう片方の手は、俺の乳首をいじる。
ビクンビクンと腰が反応する。
「やん…っ…ーーーあっ…やっ…」
声が、抑えられない。
でも待って!
こんな夜遅くに、こんな声出したら、隣近所に聞こえちゃうかもっ!
嫌だっ!それは困る!
「んうっ…。つっ…ま、待って!」
「待てない」
「や、…こ、声出るの……近所に聞こえたら…やっ…やだ」
「でも、もうやめてあげられない」
「んっ…、やぁ……せめてっ、優しくして…っ」
「…それ…煽ってるの?」
小栗さんの手が、完全に立ち上がった俺の中心を、下から上へ形を確かめるように、優しくなぞった。
「あぁっ!…ーーぅぅん」
小栗さんの唇が俺のに重なって、俺の声は小栗さんの中に取り込まれる。
声、がまんしなきゃ…っ
頂点に来た指はカリと鈴口を数回行き来して、裏筋をなぞって降りて行く。
「んっ…ふ…」
その指は、俺の下の口を捉え、周りをくるくるとなでられた。
「…んっ…ゃあ!…はっ、はっ」
自分が触った時には感じなかった、ムズムズしたものを、小栗さんの手によって与えられる。
小栗さんの手が、俺を確実に乱していく。
現実の行為は俺の妄想を遥かに超えて快感をもたらした。
「今日は…最後までしない。佐藤君が怖がる事はしたくないから。
でも、途中までやってみたい。佐藤君の気持ち、受け取りたいから」
え?っと思っていると、雅治さんはローションを手に取って、それを手のひらに絞り出した。
その手で俺のペニスをにゅるっと扱く。
「ぁあっ…んっ」
数回上下した後、後ろの孔に指を添えた。
「入れてみても、いい?」
実際、小栗さんを受け入れるのは、心の準備が出来ていない。
未知の世界だから、怖いのだ。
小栗さんは、そんな俺を優しく気遣ってくれる。
俺は…少しだけ首を動かして頷いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
64 / 559