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繋がる身体 …3
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「んっ…は……ぅうん」
感じてることを隠したくない。
初めは恥ずかしかった声も、恥ずかしさが減った今では自然に出てくる。
「佐藤君の声、本気で感じてくれてる声なら、俺、マジでヤバイ」
そう言って押し付けられた小栗さんの下半身は、再び熱をもっていた。
俺も自分自身を小栗さんに押し付けるように腰を上げた。
小栗さんが眉を寄せ、切なそうに俺を見た。
手が俺の膝を捉え、スルリと内腿をなぞる。
竿をなでた手はゆっくりと移動して、その下の孔に触れた。
「佐藤君……いい?」
熱を帯びた、切なげに揺れる瞳。
繋がりたいって最初に言ったのにな。
小栗さんって、優しいんだか真面目なんだか…
もちろん、OKに決まってるじゃん。
俺は、目を逸らさずにコクリと頷いた。
一瞬だけ微笑んだ小栗さんは、テーブルの上の紙袋を開け、コンドームとローションを取り出した。
ローションを手に取り、俺の下の口にクルクルと馴染ませる。
「んっ」
ヒクヒクとそこが震えた。
「痛かったら、言って?」
指を一本プツリと差し込まれる。
「んぁ!」
指が入って来ただけで、俺の下半身が喜んでいるのが分かった。
普段から慣らしていたせいか、すぐにほぐれたそこは二本目の指も簡単に飲み込んだ。
不意に小栗さんが内壁を擦りだす。
「はあっ!!……あっ!」
「ここが前立腺、かな?」
小栗さんが、ある一点を押すと、何とも言えない快感に襲われた。
前立腺…ネットで調べた時に見た。
男でも中で快感を得られる場所だ。
小栗さんも…調べてくれたのかな?
何か、恥ずかしい…
小栗さんがグリグリとそこに刺激を与える。
「ああっ!……やっ!…そこ、ダメぇ!」
刺激されるたびに、快感が俺の中心に集まっていく。
孔で感じるのは恥ずかしいのに身体は正直で、俺のペニスは今にも破裂しそうだった。
「興奮する」
小栗さんは俺にキスをしながら、空いてる方の手で俺のペニスを握った。
「ーっ!んんーーっ!やぁ!イクぅ!」
少し上下に動かされただけで、その先端から勢いよく白濁が飛び出した。
俺の意思とは関係なく腰がビクビクと揺れる。
「んあっ!…はっ……も、やっ」
こんな達し方、初めて。
俺の身体、どうなってるの?
これ以上、どうなるの?
「あっ、はっ…オレ、どうにかなりそう」
初めて感じる気持ち良さに戸惑う。
突然、俺の中に入っていた指が抜かれた。
その開放感で身体から力が抜けた瞬間、先程より増やされた指が再び孔に捻じ込まれた。
「はぁああ!!」
イったばかりで快感の余韻に浸っていた身体に与えられた刺激は、とても強烈だった。
「んっ、……やっ!…待って…ぉぐりさぁん!」
涙目で訴えると、余裕のない顔をした小栗さんがコンドームの箱を取り、歯でビニールを剥いて箱を開けた。
「ごめん。俺、もう余裕ないから…」
一つを取り出して歯で袋を破る。
普段は絶対に見れない余裕のない小栗さんが、とても愛おしい。
「は、…んんっ!」
俺から指を引き抜いた小栗さんは、猛々しく上を向いたペニスにコンドームを被せた。
それから乱暴にローションをその上に垂らした。
ドキドキする。
怖い。
怖い……けど、期待の方が大きかった。
ペニスが俺に充てがわれたところで、ピタリと小栗さんが動きを止めた。
…どうしたのかな?
やっぱり、男に入れるのが嫌とか?
無理しないでって言おうとしたら、先に小栗さんが口を開いた。
「この先に進むのが怖いのは俺の方か…」
「え?」
小栗さんが…怖い?
「どうにかなってしまいそうなのは、俺の方だよ。
…俺は確実に、お前を手放せなくなる」
ぶわぁっと身体中を何かが駆け回った。
入れる前から、そんな事言われたら…
も、幸せ過ぎて、どうしよう…
「早く…来て」
頭では何も考えられないのに、気付いたらそう呟いていた。
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