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繋がる身体 …4
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小栗さんは今まで見たことないような甘い目をして、俺に口付けた。
それから、グッと身体を進める。
「!んんぅ」
ゆっくりと小栗さんが中に入って来た。
熱い。…キツイ。
指とか比較にならない質量が下腹部に感じられる。
これ、入るの?
どこまで入るの?
深い…深い…
「はっ…んっ」
ぬるりと押し進められるそれは俺の身体をどんどん広げていく。
不安と期待と、俺の心臓は壊れそうなくらいドキドキと音がする。
小栗さんが目を閉じて、ゆっくりと息を吐いた。
「全部、入ったよ……痛くない?」
入った?全部?
キツイ。怖い。
小栗さんは、しばらくそのままで、俺の様子を伺ってくれた。
少し余裕が出来て、下腹部に意識を落とすと、まるで小栗さんの形が分かるように、俺の中に小栗さんがピッタリと収まっているのが分かった。
ピクピクと震えているのを感じる。
あぁ!
感じる!小栗さんを俺の中で感じる!!
繋がれたんだ!
俺たち、やっと…繋がれたんだ!
俺の中も、心も、いっぱいに満たされている。
押さえきれなくなった感情で、目に涙が溢れて来た。
小栗さん、好きです。
俺、幸せです。
「!やっぱり痛い?抜く?」
俺の涙に気付いた小栗さんが、涙を拭いながら身体を起こそうとした。
「ちっ、違う!抜かないでっ!」
小栗さんが、少し苦しそうな顔をした。
「俺、どうしたらいい?…辛いなら、無理しないで?」
違う!違うよ!
辛いんじゃない。そうじゃない。
想いを、ちゃんと言葉で伝えなきゃ!
「嬉しくて……ナカで小栗さんを感じて…嬉しく「っ!」ん」
全部言い切る前に、唇を塞がれた。
「んぅっ」
激しいキス。
もう、どこもかしこも、小栗さんでいっぱいだ。
小栗さんが唇を離して、また甘い切ない顔を見せた。
「動く、よ?」
コクコクと頷くと、小栗さんがゆっくりと動き始めた。
「ひ…ああぁ…」
ギリギリまで抜かれる。ゾゾゾと何とも言えない快感。
その後、一気に奥までズンと抉られた。
「やぁっ!」
「くっ!!」
なに⁈
今、雅治さんのペニスが奥を付いた時、前立腺で感じたのとは違う刺激を感じた。
小栗さんが目をつぶって俺の肩をギュッと握る。
その額から、汗が一筋垂れた。
口の端を少し上げて、フッと笑って言った。
「ヤバい…今、イきそうになった…」
う、わぁ…
その言葉に、更に涙が溢れる。
入れただけでイきそうになる…小栗さんがそれを俺で感じてくれてる!
何これ、すごく嬉しいんですけど?
「はっ…さっき、口でイカされて無かったら、確実にヤバかったな」
そう言って、何度か深呼吸して「よし」と顔をきりりとさせた。
もう!小栗さんさっきから可愛い過ぎ…何か、初々しい…
俺の涙に気付いたのか、小栗さんが悲しそうな顔をした。
「やっぱり、痛い?…抜く?」
ちゃんと俺のことを気遣って、確認してくれる。
『お互いが気持ち良くて成り立つ行為』っていうマスターの言葉が頭をよぎった。
また涙が溢れる。
「や…違うから……抜かないで……動いてくださいっ」
小栗さんは、チュッとキスをくれた。
「辛くなったら、言って?」
優しい、嬉しい、俺の好きな人はこんなにも素敵な人…
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