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酒に呑まれる …2
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3杯目をグラスに注いだところで、雅治さんがシャワーから戻ってきた。
「お持たせ…あれ?結構飲んだ?」
「あ、すみません。美味しくて…つい…」
「いいよ。陸の為に頼んだんだから、飲んでくれると嬉しいよ」
雅治さんが濡れた頭を拭きながらイスに座った。
浴衣から覗く胸元から…色気が溢れてる…
触れたい。
…俺、もう酔ってるのかな?
雅治さんのグラスに、ワインを注いだ。
「ありがとう。俺はこれで最後にするよ」
「えー」
「二日酔いで明日運転出来ないと困るから」
むー…。
それ言われると、無理に勧められない。
自分のグラスに口をつけて、ふと思った。
そうだ。
酔ったフリして、甘えちゃおう…かな?
付き合ってるんだから…甘えてもいい、よね?
「雅治さん…そっち座っても、いい?」
「え?」
雅治さんが、俺の言葉の意味を考えてる間に、俺は雅治さんの所に行って、膝の上に座った。
「どうした?もう酔ってるの?」
雅治さんが、遠慮がちに座った俺を抱きしめるようにして深く座らせてくれた。
横抱きで太ももの上に座っている状態。
酔ってる?
うん、酔ってるかも。
もう、酔いに任せよう。
すぐ近くにある雅治さんの唇に、チュっと口付けた。
「ふふっ」と笑ってから、グラスを手にしてまたワインを飲んだ。
「陸は、酔ったらいつもそうなるの?」
雅治さんが複雑な顔をして聞いてきた。
「え?…いいえ。こんなことするのは、雅治さんにだけですよぅ」
「本当?」
「本当です!」
雅治さんが俺の手からグラスを取って、それを飲み干した。
「今の陸を見たら、飲み会に行かせたくなくなるよ。心配」
「大丈夫ですってぇ。…今度、覗いて見ます?」
「…いや、陸が大丈夫でも、周りが放っておかないんじゃないか?」
わ。まだ見ぬ相手にヤキモチ??
「ふふふー。大丈夫ですってー」
俺はもう一度、雅治さんにキスをした。
雅治さんがそれに応えるようにキスをくれる。
うわぁ。
雅治さんと…あの小栗さんと、イチャイチャしてる。
信じられない。
「ふふっ」
楽しい。
酔いが回ってきたのかな?
今度は雅治さんの首筋にキスをする。
雅治さんは俺のしたいようにさせてくれてるみたいで、何も言わない。
舌を這わせて、その肌を味わう。
浴衣の合わせ目から手を入れて、程よく筋肉の着いた胸板に手を這わせた。
浴衣の前を開けて、キスをだんだん下に移動させると、雅治さんが息を飲むのが分かった。
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