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感じる
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キスをしながら、着ているものを剥ぎ取られる。
いつの間に脱いだのか、雅治さんも裸になっていて、全身が密着するように抱きしめられた。
「陸…、陸っ…」
「んっ…ふっ…、まさは、る…さん」
裸で抱き合うのがこんなに気持ちいいなんて、今まで知らなかった。
こんなに感じるのは、雅治さんが初めて。
舌を絡ませながら、雅治さんがお互いの中心をこすり合わせるように身体を動かしている。
雅治さんのが、硬い…熱い…
触れたところから、快感が広がって、俺の腰も自然と揺れる。
ヤバイ…
これだけでイきそう…っ
腰に熱が集まるのと同時に、後ろの穴がヒクヒクし始めるのが分かった。
「雅治さぁん…も、オレ、だめぇ…」
それを聞いた雅治さんが、俺の高ぶりに手を添えた。
「やん!…違うのっ!…い…挿れ、てっ、欲しぃ…」
最後の方は恥ずかしくて、顔をそらしてしまった。
雅治さんが、ゆっくりと起き上がって、俺の耳のそばで「分かった」と、呟いた。
雅治さんが、ベッドサイドテーブルに置いてあったローションを手に取る。
それを眺めながら、ふと、何かが頭をよぎった。
それが何かを理解する前に、雅治さんの手からローションを奪う。
「ね?…俺が…自分でやりたい」
「どうした?」
「お願い?…ね?雅治さんは、横になってて?」
雅治さんが俺の真意を探るようにじっと俺を見た。
少し間があってから、雅治さんがゴロンとベッドに横たわってくれた。
すぐに、その上に馬乗りになる。
俺も男ですから。
相手が俺の動きで翻弄されるところ、見下ろしたいよね。
ローションをたらりと指に取って、腰を上げた。
俺の下の孔にローションを塗り込む。
「んっ…」
指を挿れて、内壁にも塗り込んだ。
「良い眺め」
雅治さんが目で犯すように俺を見上げている。
もう一度、ローションを手に取る。
下の孔に塗り込むフリをして…
雅治さんのペニスにローションを塗り込んだ。
「…っ!陸!ダメだろ?それじゃゴム着けられな…」
雅治さんが、途中で口をつぐんだ。
俺が、その昂りを跨いで、孔に当てがったから。
「陸?ちょっ…⁈」
「雅治さん…お願い?ね?今日だけ、今日だけでいいから。
…生で、雅治さんを感じたいの」
雅治さんが目を見開いた。
俺はゆっくりと腰を沈める。
「っ!…はぁッ」
解していない孔が、みちみちと拡がるのを感じる。
何だか、動物的な行為だな…
夕飯前に一度拡げていたおかげか、上手く力を抜くと、ぐうっと中に入って行くのが分かった。
俺の中が、雅治さんのカタチに拡がる。
「んぅ…っ」
「クッ…」
あぁ、いつもより熱い!
コンドームをしている時より、スムーズに俺の中へ入って行く。
気持ちいい…
ゆっくりと、雅治さんの上にケツが降りた。
「んっ…んぅん」
入った…全部。
目をつぶって、下腹部に意識を向けると、雅治さんの形がはっきりわかるように、その存在を感じることが出来た。
俺の中が、それに絡みつくようにピッタリと密着しているのが分かる。
しばらくじっとしていると、じんわりと熱が混ざってきた。
どこまでが俺で、どこからが雅治さんか分からなくなった。
ドクン、ドクンと脈打つ感覚が腰を疼かせて、全身へと拡がっていく。
なにこれ。…すごい。
キモチイイ。
ゴムの隔たりがないだけで、こんなに満たされるなんて!
目頭が熱くなって、嬉しさで口元が綻ぶ。
ゆっくりと目を開けて、雅治さんを見下ろした。
「っ!!」
見下ろした雅治さんは、泣きそうな目で、でも口元に笑みを浮かべていて…
なんだかすごく幸せそうな顔をしていた。
「陸…」
その優しい声に、涙が溢れた。
雅治さんが、両手のひらを俺に見せるように上げた。
それに乗せるように俺の手を重ねる。
どちらからともなく指を絡めて、顔を近付けて
キスをした。
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