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【番外編】 小栗雅治の… おまけ1
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佐藤君と気持ちを確かめ合って、ホテルで身体を繋げた。
心も身体も満たされて、怖いくらいに幸せだった。
ホテル内のレストランで夕飯を済ませ、部屋で佐藤君…陸とワインを飲んでいた時のこと。
「雅治さん…そっち座っても、いい?」
陸が突然照れたような顔でそんな事を言って、俺の膝の上にちょこんと座った。
可愛い…
ギュッと腰を抱き寄せる。
始まりは、手、だった。
だけど、いつの間にか心も満たされるようになった。
この真っ白な素直さが、俺の心に温かいものを与えてくれる。
酔った潤んだ目で俺を見上げたかと思えば、チュッと唇に触れるだけのキスをされた。
それからニコリと幸せそうにはにかんで、ワイングラスを取って一口呑む。
キュウっと心臓が掴まれたように痛くなった。
可愛すぎだろ?
酔ったらいつもこんな風になるのか?
そう思ったら、途端に不安になった。
「陸は、酔ったらいつもそうなるの?」
そう問えば
「え?…いいえ。こんなことするのは、雅治さんにだけですよぅ」
また可愛らしく、はにかまれた。
甘えるのは…俺だけだとしても、こんな顔、他の奴らには見せたくない。
少しヤキモチを妬いてみせたら、潤んだ目で俺を見ながら首を傾げて…
また、チュッとキスをされた。
ボキャブラリーが少ないと言われても仕方ないが…
可愛い、という言葉しか思い浮かばない。
俺が内心悶えながら陸を見ていると、彼はその長い睫毛を少し伏せて、俺の首へと口付けた。
舌を遠慮がちに這わせる姿が初々しくて、こちらまで緊張する。
それから、そろりと浴衣の合わせ目から手を差し込んで胸の上に手を這わせながら唇を下ろしていった。
唇が触れた部分が、熱い。
キスを落としながら、帯の結び目を解かれた。
突然、陸が俺から降りて床に膝を付けたかと思えば、浴衣の裾を広げて、膝に口付けられる。
…エロい。
陸は、一見こういう積極的な事をしなさそうなのに、突然何かのスイッチが入ったようになる時がある。
無邪気な顔が急に色気を含むものに変わる。
その様子に見とれていたら、どんどんと際どいところにキスを落とされた。
頭を撫でるふりをして、前髪をかき分ける。
陸の顔が見えるように。
酔いのせいかいつもより赤くなった唇で、内股にキスの跡をつけられた。
「さっきの…仕返しです」
そう言って俺を見上げた。
…ヤバい。
そんな場所で上目遣いで見られたら、理性が飛びそうになる。
上気した頬、潤んだ目、赤い唇。
全てが俺を誘っているようだ。
まさに、小悪魔。
俺の中心に一気に血液が集まる。
そこへ陸が手を伸ばしてきた。
ゆっくりと撫でられた後、そのキレイな手が、昂り始めた俺の欲望を下着から取り出した。
手でカリを包まれて、ゆっくりと上下されれば、もうその快感に逆らえない。
ピクピクとそこが反応して熱くなる。
不意に、陸が顔を股間に埋めて、俺の竿にヌルリと舌を這わせた。
「…っ!!」
痺れたような快感が背筋を走る。
舌をペロペロと動かして、俺の反応を楽しむかのように全体を舐められた。
うわ…
気持ち良い…
その快感に酔っていたら、今度はそれを口に含まれた。
て言うか…そんなに物欲しそうな目でフェラされたら堪らない。
もし、さっき一度イってなかったら、もう達していてもおかしくないほど、俺の中心は喜んでいた。
暫くすると陸がストロークを止めて、先っぽを口に含んだまま俺を見上げた。
…
……
頭が真っ白になった。
膝をついて、俺のモノをパクリと咥えている赤く濡れた唇に興奮した。
何より、その誘うように揺れる瞳が俺の胸を鷲掴みにした。
心臓が、痛い。
陸の魅力に、どんどん囚われる。
いや、自ら嵌っていくと言うべきか。
もっと、彼を知りたい。
もっと、彼を感じたい。
そして、全てを俺のものにしたい。
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