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【番外編】 小栗雅治の… おまけ3
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陸が口端を少し上げて微笑みながら、ローションを手のひらに出した。
その手を股間へ伸ばし…下の穴へ塗り込む。
「んっ」と、吐息を漏らしながら、自らそこへ指を埋めた。
すごい光景…
今すぐがっつきたい気持ちを抑えて、陸を見上げる。
立ち上がった自身を先走りの液で光らせて、俺の上に跨っている状況だけでも十分扇情的なのに…
眉を寄せ頬を赤らめながら指を動かす様が、堪らない。
ベッド脇のオレンジのルームランプに照らされたその姿は、そこら辺のAV女優よりもエロいと思った。
陸がさらにローションを手に取った。
もう一度己に塗り込むのかと思えば…
俺の立ち上がったモノにそれを塗りつけた。
「…っ!陸!ダメだろ?それじゃゴム着けられな…」
言っている途中で、陸が俺の竿を自らの孔に当てがった。
「陸?ちょっ…⁈」
陸が、眉を下げて潤んだ目で俺を見下ろした。
「雅治さん…お願い?ね?今日だけ、今日だけでいいから。
…生で、雅治さんを感じたいの」
そう言いながら小首を傾げるその姿は、小悪魔じゃなく天使のようだった。
色ボケと言われても構わない。
真っ白な天使が、悪魔の言葉を囁いている。
ゴクリと唾を飲み込んで陸を見上げていたら、陸がゆっくりと腰を下ろし始めた。
う…わ…
解していないんだから、痛いんだろう。
眉を寄せ薄眼を開けて口をはくはくさせながら、ゆっくりと腰を沈めていく。
痛いなら無理をするな、と言いたいのに…
その、痛みに耐えながらもたまに見せる恍惚な表情が、俺を釘付けにしていた。
カリの部分を通り過ぎた後は結構すんなりと、陸は俺を飲み込んでいった。
と言うか、なんだ、この感覚?
ゴムの抵抗がないせいか、いつも以上にヌルリとした感覚。
陸の内壁を俺の竿全体が感じている。
奥は柔らかく、俺のモノをピッタリ包み込むように俺の形に拡がっていくのが分かった。
…感動。
「んっ…んぅん」
そうして全てを飲み込み終わった陸は、可愛らしく吐息を漏らした後、目を閉じて口端を上げて俺を味わっているように腰を震えさせた。
…ヤバい。
陸の中が、俺に絡みつくようにピッタリと密着していて、陸が少し震えただけで、それが快感となって俺へ伝わる。
次第に、俺と陸の熱が混ざって、ドクンと波打つ血流までがシンクロしているような感覚がした。
あぁ…
俺は今、陸と一つになっている。
堪らなく気持ち良くて
堪らなく満たされて
堪らなく幸せ…
ふと陸の顔を見ると、陸も気持ち良さを感じているのか、とても幸せそうな顔をしていた。
繋がっている。
身体も、心も。
こんなふうに思える相手がいるなんて。
そんな相手に出会えただけでなく、こうして知り合えて結ばれた俺は、どんなに幸せ者なのだろう。
ゆっくりと瞼を開けた陸と、目が合った。
「陸…」
そう名を呼ぶと、その目に涙を浮かべた。
あぁ。
愛おしい。
手を繋ぎたくなって、手のひらをかざせば、陸がそこへと指を絡めて…
身体を屈めて、俺にキスを落とした。
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