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二人の夏休み …10
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雅治さんが指一本一本にキスを落とした後、手の甲をペロリと舐めた。
「~っ!!もうっ!やりすぎですっ」
やばいってば。
今の俺、それだけでも感じちゃうんだからっ。
グイッと繋いだ手を俺の方に寄せた。
再び雅治さんの手に口付けて…
仕返しとばかりに、中指を舐める。
ピクリと指が浮かんだのを見逃さずに、パクッと口に含んで、口の中で舌を動かした。
「り、く?」
雅治さんが、困ったような声を出した。
口に出すのが恥ずかしいから、目で誘うように雅治さんを見る。
俺、なにやってんだろうって頭の片隅で声がするけど、俺の性欲が…若干勝った。
中指を浅くピストンするように、顔を動かす。
目が合った雅治さんは、
「それ、ヤバい」
と、辛そうに笑って言った。
俺の中心が徐々に熱を持つ。
…雅治さんもそうだったらいいな。
って期待を込めて、繋いだ手を離して、雅治さんの下腹部に手を伸ばしてみた。
「ちょ、陸っ?」
止められるより先に手を伸ばすと、緩く立ち上がった雅治さんのモノが俺の手に触れた。
その硬さは、俺を感じている証拠。
嬉しい…
やわやわと撫でれば、すぐに硬さを増す。
その手から伝わる快感で、俺のモノも勃ち上がる。
「陸?待って…。うちに帰るまで待って?」
なーんて、雅治さんは言ったけど…
ごめんなさい。
俺、何スイッチ入ったんだろ?
止まらなくなっちゃった…
だって…
こんなに昂ぶる雅治さん自身を目の前に、もう、手が引っ込められないよ。
「ちょっとだけ、だから…」
なんて言ってみたけど、これがちょっとで終わるワケない。
丁寧に上下になぞると、雅治さんが息を飲むのが分かった。
それに呼応するように、俺のもどんどん熱くなる。
あぁ。
ホントヤバい。
雅治さんって、なんでこんなに色気があるの?
手から快感が流れ込む。
「陸、それ以上はダメ」
雅治さんが、俺の腕を掴む。
「もうちょっとだけ…ダメ?」
「陸?いくら渋滞でも、本当にダメ。危ないから」
雅治さんがピリッとした。
その顔を見たら…
ちょっと頭が冷えた。
あー…
俺、運転してくれてる人相手に、何やってんだろう。
「…ごめんなさい」
手を引っ込めて、シートに深く背をつけた。
あぁ。
俺はすでにこんなに耐えられないのに…
触れたくて、仕方ないのに…
雅治さんは違うのかな?
いや。
運転してるんだし、そうやって拒否されるのは当然だ。
分かる、けど…
でも、温度差が、悲しい。
あーー。
俺、ホント馬鹿だ。
酔ってんのかな?
雅治さんは、運転中なの!
そっちに集中しなきゃならないの!
助手席でボーッと変なこと考えてる俺とは違うんだからっ!
でもさ…
もう、もう…
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