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二人の夏休み …15
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膝がガクガクいって立っていられない俺を、雅治さんがギュッと抱きしめて支えてくれた。
「今日は長いこと繋がっていたい。何より陸を何度もイかせたい」
そうして俺の首筋にチュッとキスをしてから、自身を引き抜いた。
「んあぁっ」
楔が抜かれた途端、自分を支えられずにカクンと膝が折れる。
床に倒れる前に雅治さんが抱きとめてくれて、俺を支えて浴槽の中に座らせた。
それから浴槽の蛇口をひねってお湯を出す。
「ちょっと待ってて」
そう言って雅治さんは身体を簡単に洗ってから、自分も浴槽に入ってきた。
俺を後ろから抱きしめるようにして座って、耳やら肩やらにキスをされる。
「んっ、ん…か、感じ過ぎて、ダメ…」
俺の身体は、雅治さんにちょっと触れられるだけで快感に震えた。
いつの間にか湯船にお湯がいっぱいになっていて、雅治さんが蛇口をひねって止める。
静かになった浴室に、雅治さんが動く水音と、俺の吐息が響く。
あそこは緩く立ち上がったまま、治まる気配もない。
ちなみに…雅治さんのも硬いまま…俺の腰に当たっている。
「陸、どうしたの?今日はやけに可愛いね?」
「~っ!違っ!雅治さんが、朝、あんなことするから…」
「朝?」
「俺も、一日中、雅治さんに触れたいって…繋がりたいって考えてた…から…なんか、我慢できな…ぁんんっ!」
雅治さんが、突然俺の乳首をグリッと押した。
「なんだ…それならもっと早い時間からこうすれば良かった…」
「あっ!…ん、でも、花火、見れて良かった、から…っ」
今度は乳首をキュッとつねられる。
コリコリとした感覚が直接腰に響いて、さっきの空イキのような感覚が腰に集まってきた。
『イク』感覚を覚えた身体は、まるでそうするのが正しいかのように、快感をそこへ導く。
「んっ!や!…ダメ……それ、ダメ!」
「…どうして?…気持ち良くない?」
「そっ、そうじゃなくて…っ…乳首…イキそうに、なる…からっ」
俺が雅治さんの腕をギュッと掴むと、雅治さんが腕を緩めて…
かと思えば、俺をお姫様抱っこで持ち上げた。
「えっ?わっ!」
「もう、可愛すぎ。ベッド行こう?何度でもイかせてやる」
そうして、身体をお互い適当に拭いて、ベッドへ向かった。
ベッドに寝かされて、キスをされながら胸を撫でられ突起をいじられると、やっぱりイキそうな感覚に襲われた。
首筋から胸へと、舌を這わせられる。
「あぁ…んっ」
突起に舌が触れると、自然と甘い声が出た。
俺の乳首、どうしちゃったの?
ヤバい!気持ち良すぎて怖い!
自然と腰が持ち上がる。
雅治さんが俺のモノと自分のモノをこすり合わせた。
「っ!…んんっ!!んぅう!」
あぁ、俺のが、雅治さんのに当たってる!
その刺激で、再びイッた。
射精なら、快感はその場で終わるのに、空イキは身体の熱が全然引かない。
自然と跳ねる身体は、もう俺の身体じゃないみたいだ。
ビクビクと身体を震わせると、雅治さんが「可愛い」と言って俺の全身を見下ろすように身体を起こした。
何気なく雅治さんの股間を見ると、完全にそそり立ったモノがそこにある。
俺ばかり翻弄されて、不公平だ。
えいっと掴んで扱くと、雅治さんが短く息を飲む。
これが、欲しい。
この硬くて熱いのを、挿れて、欲しい…
それを目で訴えると、雅治さんが「あまり煽られると、またすぐイきそうになる」と言って俺の手を抑えた。
そして自身にゴムをつけて、ローションを手に取り、俺の孔に塗り込んだ。
再び手に取ったローションで自身をゆるく扱く。
その姿が、やけにいやらしくて、ゴクリと唾を飲み込んだ。
「陸、好きだよ」
雅治さんが小さな声でそう言ったかと思えば、一気に奥まで突き上げられた。
奥の良いところに当たって、身体が仰け反る。
「んっ!…お、オレ…も!…好っ…あ!」
言葉にしたいのに、舌がもつれて上手く言えない。
グジュ、グジュと音を立てながら、ギリギリまで抜いて奥へ突き立てるというのを何度もやられた。
その度に俺のモノが腹の上で跳ねて、先走りを垂れさせる。
「セックスがこんなに満たされる行為だったなんて…陸で初めて知った…」
雅治さんが、気持ち良さそうに眉を寄せる。
「陸のこと、もっと気持ち良くしたい。…俺じゃなきゃだめな身体にしたい。…陸に、もっと求められたい…」
「アァ!…ん!…お、おれ…ぇ!…あ!」
俺は…
すでに、雅治さんじゃなきゃダメだよ。
こんな快感を与えといて、これ以上どうしようっていうの?
俺だって、雅治さんの唯一になりたい。
そんな事を伝えたいのに、口を開けても、俺の口からは喘ぎ声しか出なかった。
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