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誕生日会、翌日
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目が覚めた時は、もうだいぶ日が昇ってしまっていた。
多分、二人とも泥みたいに寝ちゃったから、夜の…抱き合った格好のまま朝を迎えた。
何時か確認しようと身体を動かすと、雅治さんも起きたみたいで「うぅん…」と、ねぼけた声が聞こえた。
「起きました?…あ、もう10時だ…」
寝る前は、朝起きたら続き…したいな…とか思っていたけど。
今からだったら…ゆっくり出来ないな…
「えー…もう、10時?」
雅治さんが、俺をギューッと抱きしめた。
「もうちょっと充電したい…」
頭をスリスリと擦り寄せる雅治さんが、昨夜の酔って可愛かった雅治さんを思い出させて、ホンワカした。
…幸せな朝だなぁ…
…あれ?俺、何か忘れてない?
何か大事なこと忘れてるような。
雅治さんが、もぞもぞと手をシャツの中に入れてきた。
「ひゃっ!もう!雅治さん!」
「…充電」
そう言って、指で胸の突起を探り当てて、キュッとつまんだ。
昨夜の…ケーキのクリームを思い出して、下半身が…
ケーキ…?
「ああっ!」
思い出した!!
俺が突然大きな声を出したから、雅治さんが動きを止めた。
「どうかした?」
「ちょっ!ちょっと待っててください!」
ベッドから抜け出して、ベッドの下に隠していた袋を取り出す。
「あの、昨日渡せなかったんですけど…誕生日プレゼントです!」
袋の中身を差し出すと、寝ぼけ顏の雅治さんが、目をパチパチさせて起き上がった。
それから、ちょっと照れたようなはにかんだ笑顔になって、包みを受け取ってくれた。
「ありがとう。…開けていい?」
「はい!あの…気に入っていただけるといいんですが…」
雅治さんが、ガサガサと包装を開ける。
ブランドのロゴが書いた箱を眺めた後、ゆっくりと蓋を開けた。
「わ…いいね!これ!」
嬉しそうに、キーケースを手に取った。
「本当ですか?良かった〜」
ベッドから起き出した雅治さんが、バッグの中から自分のキーを取り出す。
キーリングからキーを外して、俺がプレゼントしたケースに全て付け直した。
「うん。気に入った。…大事にする。ありがとう」
その顔が本当に嬉しそうだったから、俺も嬉しくなった。
気に入ってくれて、良かった〜。
「来て」
雅治さんが、大事そうにキーケースをテーブルに置いた後、ベッドに腰掛けて隣をポンポンと叩いた。
それに従って隣に座ると……同時に押し倒される。
「えっ?ちょ!まさは…んぅ…ッ」
言葉は雅治さんのキスに飲み込まれた。
キスをしながら、雅治さんがシャツの上から俺の乳首を刺激する。
「ふぁ!…まさはっ…さ……時間、大丈夫?」
「ん。俺はすぐにでも挿れられるから…後は、陸を解すだけ…」
きゃー!
この人、サラリとすごいこと言った!
「で、でもっ…」
ジムに行くなら昼には出ないとダメだよね?
「…当分、会えないから…」
「え?」
「陸は今週から出張だろ?…俺は来週から出張だから…」
「あ…」
そうだ。
当分、会えないかもしれないんだ…
「充電、させて?」
真顔でそう言われたら、拒む理由はない。
「…ローション…そこですから」
ベッドサイドのチェストに目をやると、雅治さんが嬉しそうに俺の首筋に食いついた。
会えない寂しさを示すかのように、身体中に赤いしるしを刻まれながら…
俺は雅治さんを受け入れた。
雅治さんは「時間がない」とか言いつつも、二回も…
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