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二人のクリスマス …2
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雅治さんのオフの時の顔が、本当に好きだ。
オンの時もカッコ良いけど。
オンの時は誰も寄せ付けない雰囲気だけど、オフの時は逆に包み込んでくれるような雰囲気で。
きっと、松井さんは知らない顔。
これを知ったら、多分ますます好きになる。
あ、そうだ。
忘れないうちに渡さないと、と思って、とりあえず雅治さんにベッドに座ってもらった。
「あの…これ…クリスマスプレゼントです」
東京から持って来たプレゼントを雅治さんに差し出す。
「え?」
びっくり顔の雅治さん。
ふふ!
サプライズ成功!
「開けていい?」
「どうぞ。…気に入ってもらえるといいんですけど…」
雅治さんが、受け取った包みを開ける。
この瞬間、ドキドキするよね〜。
「あ、マフラー…。ん。いいね。…気に入った」
そう言いながら、嬉しそうにマフラーを首に掛けた。
「わぁ…本当ですか?良かったです!」
雅治さんが、そのマフラーの片端を俺の首に巻き付けた。
そして、俺を見ながらゆっくり近付いてきて…
キス、された。
「マフラーをするたびに、陸を思い出すよ…」
そう言って、またキスをした。
うう…
何?この殺し文句。
こんなこと言われたら、もーどうとでもして、とか思っちゃう。
「俺、何も準備出来てなくて…ごめん」
「良いんです。忙しいの分かってるし…こうやって会えただけでも嬉しいし…」
雅治さんが、俺をぎゅっと抱きしめた。
「陸……お前、ホント可愛い」
あう。
これくらいでこんなに喜んでくれる雅治さんも可愛いですよー。
あぁ、心臓がドキドキする。
「ありがとう。大事にする」
身体を離した雅治さんが、大事そうにマフラーをたたんで、包装と一緒に机の上に置いた。
「あ…」
そんな雅治さんが、机の上を見て動きを止める。
「これ、どうしたの?」
手には、ローションとゴムが…
「あ…えっと…実は、持って来てました。
ごめんなさい」
「えぇー…」
雅治さんが隣に腰掛けたかと思ったら、俺を押し倒した。
「俺も買ってきたけど。…ま、いっか」
え?雅治さん、いつの間に買ったの?
もしかして、部屋に持って来たコンビニ袋みたいなのって…
てっきりお茶か何かかと!!
なんて考えてると、雅治さんからキスの嵐を受けた。
「わざわざローション持って来てたって事は…俺とやる気満々だったってことだよな?フッ。期待に応えないと」
「えぇっ⁈いや!あの…その……んんっ」
色気全開の雅治さんに、浴衣の上から胸の突起を引っ掻かれた。
その指が、クルクルと円を描いて俺の身体を痺れさせる。
「ふうっ……んっ…ゃ」
「今日はいつもより反応が良いね」
「やっ…そんなッ…こと…っ」
そんなこと……あったーー。
さっき、すでに快感を求めた身体は、布越しの刺激でも十分に反応出来るほど敏感になっていた。
「今日は、俺、頑張る…」
そんなことを言う雅治さんに、浴衣の帯を解かれた。
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