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今年やり残したこと …4
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「んっ…ん」
浴室に、お互いの吐息が響く。
舌を絡めて、十分に味わった後、ゆっくりと顔を離した。
「ね?雅治さん。俺、ベッドでしたい。先に出て、待ってて?」
「え?どういう…こと?」
「ほらほら…」
シャワーで、雅治さんの身体の泡を流して、浴室から押し出した。
雅治さんは、混乱してたみたいだけど、大人しく出てくれた。
やっぱり…想像出来ないよね。
俺が雅治さんに挿れるのは。
あのカッコ良い人を、非力な俺が組み敷くなんて。
それに俺、知っちゃったんだよね。
好きな人が自分の中に入ってくる幸せを。
愛を与えられる幸せを。
俺、雅治さんとのエッチは…挿れられる方が良い。
俺は後ろをほぐしながら素早くソコを洗って、雅治さんの待ってるベッドへと急いだ。
身体を拭きながら寝室にはいると、バスタオルを腰に巻いた雅治さんが、薄明かりの中でスマホを見ながらベッドに腰掛けていた。
俺を見て、フワリと微笑む。
うわー。
可愛いの継続中。
お酒のせいなのか、別の理由なのか、リビングから漏れ入る明かりで見る雅治さんの顔は、ほんのり赤い。
そんな雅治さんをベッドに押し倒すようにして、キスをした。
改めて、雅治さんが男とか女とか、そういうの関係なく身体が求めちゃうことを実感する。
だってもう、顔を見ただけで勃ってきちゃった。
雅治さんの胸に俺の胸を押し付けるようにして、キスをすると、雅治さんの手が俺の背を撫でた後、前に移動して胸を捉えた。
「ん!……ん…ぅ」
あぁ…
雅治さんに触られるの気持ち良い。
俺はやっぱり…この人の"彼女"になりたい。
俺、女じゃないけど…
この人に守られて、包まれて…彼女みたいに抱かれたいんだ。
「ね…ぇ、雅治さん?」
「ん?」
「ありがとう。俺を、受け入れるって言ってくれて」
「いや……本当はもっと早くにこうすべきだったんだ。俺、陸にずっと甘えてた。ごめん。
陸には我慢してもらいたくないから…だから、いいよ」
あぁ、なんでこんなに嬉しいことを言うの?
俺は雅治さんに、ギューっと抱きついた。
「そうじゃないよ。…ごめんなさい。ちょっといたずらしただけだから」
「え?」
「俺、雅治さんに挿れたいとは思わない」
「…え?」
顔を上げて雅治さんを見ると、雅治さんの動きが止まった。
「俺、我慢なんてしてないよ?…って言うか…雅治さん、気付いてなかった?」
「何、を?」
「俺、もう、ナカで…イける、から。その…挿れたいとか、思わない。むしろ、挿れられ…たい、から」
「………ホント、に?」
雅治さんの目が、落ち着きなく何かを探るように俺を見た。
あぁ、そんなに見られたら恥ずかしい。
「挿れて、イくより…雅治さんに挿れられてイく方が…気持ちイイのっ…。ホントだよ?…だから、その…」
雅治さんの腰のバスタオルをめくり上げて、そっとその中心に触れた。
「コレ…欲しい。
俺、雅治さんの女になりたい…っ」
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