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求める …1
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「ん…っ…、はァッ。…雅治さん?どうしたの?…なんか、あった?」
唇を離した雅治さんは、俺のその言葉を聞いて、ゆっくりと身体をシートに戻した。
「ごめん。……俺も、戸惑ってる」
「え?」
「も、一回だけ…いい?」
雅治さんが困ったような顔で、ゆっくり近付いて来た。
何だか弱った感じの雅治さんが心配で…
今度のキスは拒まずに受け入れた。
って言うか、最初のも口では嫌がったけど、身体は雅治さんを求めて仕方なかった。
しっとりと合わされた唇に、情けないことに俺のムスコは素直に反応を示してしまう。
「ちゅ」と小さく音を立てて唇が離れると、また雅治さんに無言で見つめられた。
肉食動物に見つめられたみたいに、目が離せずに動けない。
心まで見透かされてしまうんじゃないかと思うほど、目の奥を見つめられた。
先に動いたのは雅治さん。
シートに背を戻して、シートベルトをつけた。
カチッという音で我に返って、俺もシートベルトを着ける。
すぐに車は発進して、出口の方に…と思ったけど、車は出口とは反対の方に移動した。
駐車場の端まで来ると、先頭を壁に向けて、頭から駐車する。
周囲に車は一台もない。
「?…どうしたの?……えっ?」
エンジンを切ったと同時に、シートベルトを外した雅治さん。
雅治さんの考えてることが…何か分かるようで…ちょっとドキドキしてきた。
「あの?」
「…ごめん。今、運転出来そうにない」
雅治さんが、ため息をついて、ハンドルにおでこをつけた。
「雅治さん?」
そっと腕に触れると、ピクリと反応した雅治さんが、俺の方をゆっくりと見た。
見つめ合ったまま俺に近付いて、キスされそうな距離で止まった雅治さんは、俺のシートベルトを外した。
「いい?」
雅治さんが、余裕のない顔で、そう聞く。
それは完全にオスの顔。
手が、俺の太ももに乗せられた。
「んっ」
映画の途中から…イきたくて、イけなくて…その余波が完全に身体に残っている。
こんなところじゃダメだと分かっているのに、太ももに手を置かれただけで俺の股間はピクリと素直に反応した。
思わず、ゴクリと喉を鳴らしてしまう。
なぜか、良いとも悪いとも答えられない俺の目を、雅治さんが瞳を揺らしながら見つめてくる。
もしかしたら、雅治さんも、こんな場所ではダメだって葛藤してるのかもしれない。
「ち、ちょっとだけなら…」
雅治さんの瞳の熱に負けて思わずそう答えると、雅治さんは恥ずかしそうに一瞬はにかんだ後、唇を俺にギュッと押し付けた。
その荒さが逆に、心臓をキュンと掴んだ。
ちょっとだけって何だよ?と、俺自身にツッコミつつ、雅治さんの余裕のないキスを受け止める。
「ん、んんっ」
助手席のシートをほぼフラットまで倒されて、雅治さんは俺の上にのしかかる。
雅治さんの荒々しい唇は噛み付くように俺の唇に吸い付いて、夢中で舌を絡めあった。
息も上がるほどの口付けは、口端から涎が溢れてしまうほど。
くちびるが、あつい。
「は、ぁ…っ」
吐息を漏らした雅治さんが、俺のベルトに手をかけた。
俺も雅治さんのベルトに手をやる。
あっという間にベルトを外されてチャックを下ろされる。
グイと下着をずらされると、立ち上がった俺の竿が、ぷるんと飛び出すのが分かった。
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