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愛し合う …5
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「ああっ!…また、あ…んっ!」
奥を突かれる快感が波のようにうねって、ポタポタポタ、と白濁の水溜りを足元に作った。
同時に、キュウゥと雅治さんのモノを搾り取るように、俺の中が収縮する。
「りく、…っ、それ、やばっ!」
「ん…っ、イッて?」
中に、中に欲しい。
「んっ!…っク」
俺の願いが通じたかのように、すぐに、雅治さんが一層強く腰を押し付けた。
俺の中のモノが跳ねるようにビクビクと震える。
奥に、じわりと温かいものが広がる感覚がした。
あぁ…中に…
俺の中でイッてくれた…
雅治さんが、俺を後ろからギュッと抱きしめて、名残惜しそうにゆっくりと自身を抜いた。
「は…ぁ」
「んッ」
雅治さんが俺から出て行くと、コポリと俺の中から溢れ出たものが、つうっと太ももに垂れるのが分かった。
それが、雅治さんの精液だと思うと、ゾクゾクした。
女の子みたいに、このまま俺の体内に留まってくれればいいのに…とか何となく思った。
雅治さんに支えられて雅治さんの方を向かされると、甘く優しい顔をした雅治さんが俺に口付けをくれた。
「ん、んっ」
そっと触れるだけのキスだったけど、俺の身体はそれだけで感じて、声を漏らしてしまう。
「ん。…ちょっと、休憩」
雅治さんが、俺を抱き抱えて、浴槽に入った。
お湯を溜めながら、後ろから抱かれる感じで二人で座る。
「俺も、もう若くないな…」
「あ、あれだけ動けたら、十分だよ」
「だめ。もっと攻めたいのに」
「ぅぅ…」
喋りながら、雅治さんが手でお湯をすくって、俺の肩にかけてくれる。
そういう俺を想いやった行為が嬉しくて、くすぐったかった。
俺の好きな人は、本当に俺のこと考えてくれて、俺には勿体無いくらい素敵な人。
もっとメチャクチャにして欲しいのに、結局、俺のこと気遣ったエッチだし。
ユラユラとお湯の中を漂いながら、雅治さんに身体を預けた。
背中に逞ましい胸板を感じる。
俺を包む腕は程よく筋肉が付いていて、力強い。
そして俺を守ってくれる腕。
すらりと伸びた俺を挟む脚にも、程よく筋肉が付いていて、この脚で俺のところに駆け付けてくれる。
あぁ…
こういう人のことを王子様って言うんだろうな。
なんて、乙女チックな事が頭を過ぎった。
「陸が俺を煽るから、いつも俺は余裕がなくなる…」
雅治さんが、俺の後頭部に、チュッとキスをしながらそう言った。
「え?煽ってなんてないよ。俺だって。…雅治さん、激しいから…すぐに頭真っ白になるよ?」
「それは、陸がエロいから。……今日は、とことん攻めてあげる」
「えっ?そんなに体力もたない…」
「このくらいで、誰が許すと思う?俺に全部くれるんだろ?」
ジムで鍛えている雅治さんに言われると、これからどうなるのか怖い。
「ま、雅治さんのエッチ!ってゆーか、雅治さんってなんでそんなにいっぱいテク持ってんの⁈…む…んうぅ」
振り返ってそう言うと、途中で口を塞がれた。
雅治さんの唇で。
「今日、ヤキモチ妬いていいのは、俺だけ」
ヤキモチ!!
雅治さんの口から、ヤキモチって言葉が出たのが妙に嬉しくて、キスの途中で「ふふっ」と笑ってしまった。
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