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愛し合う …9
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痙攣が治ってから、雅治さんの上に倒れ込む。
「は、……うぅ…」
いつの間にか、泣いていた。
なぜだか分からないけど、泣いていた。
「陸?…どうした?何で泣くの?」
「分からなっ…ま、雅治さんが突然、変なこと、…言う、からっ」
「あぁ、ごめん。嫌なら無理しなくてよかったのに…。まさか、本当にしてくれるとは…」
「ち、違うっ!そこじゃない!そこじゃなくて…いっ、一緒に住む、とか、そういう…っ」
雅治さんが、俺をギュッと抱きしめてから、身体を起こした。
「ん。確かに、今言うことじゃなかったよな……ごめ…」
「ごめんじゃない!そうじゃないの!…いい!いいから!雅治さんと一緒に住みたいから!」
自分でも情けない。
感情が昂ぶって、子供が駄々を捏ねるみたいに、雅治さんにそれをぶつけた。
「わ、からない…けど、嬉しいからっ。たぶん、嬉しいから泣いてんのっ!」
そう言って!雅治さんの胸に顔を埋めた。
まさか、雅治さんが俺と一緒に住もうなんて言ってくれるなんて今の今まで思わなかった。
思ったことは口にするって約束してるけど、雅治さんはやっぱりクールなところがあって、俺に全てを見せてくれてない気がしてた。
けど、今日のことで、雅治さんはちょっと分かりにくいだけで、ちゃんと態度で見せてくれてるって…改めて分かった。
今まで、分かってるつもりで、分かってなかったんだ。
俺の方が、好きな気持ちが大きいと思ってた。
それが、一緒に住むとか…
雅治さんのプライベートに、いつも俺が居ていいって事でしょ?
それに、一緒に住んだら、なかなか別れられないよ、ね?
…つまり、そう言う事だよね?
雅治さん、それだけ俺の事、本気で考えてくれてるって事だよね?
「今のっ…最後だよっ?……約束、だよっ?」
「あぁ。…約束する」
雅治さんが、俺の顔を包んで、覗き込むようにしてそう言った。
「ぅ…ん」
俺が頷くと、雅治さんがすごく嬉しそうに笑って、俺にキスをした。
嬉しい。
嬉しい。
寝ても覚めても、雅治さんと一緒…
ちゅ、ちゅ、と啄むようなキスを、お互い照れ笑いしながら与えあった。
しばらくそうした後、雅治さんがサラリと言う。
「俺、陸を見てたら、何度でもイケそう」
「なっ!な、な、」
まるで、「このおかずがあれば、ご飯何杯でもいけそう」くらいの軽いノリ。
今までの良い雰囲気は何処へやら…
もしかして、雅治さんって、照れたらこうして誤魔化すの??
「出会った頃もすごかったけど…今の陸の色気、ハンパないよ?それが、裸で俺に跨って、嬉しそうにしてるとか……ヤバ、仕事中思い出したら、マジ、ヤバい…」
「や!やだ!仕事中、思い出すとか…っ」
変態じゃん!
お、俺の事考えて、ボーッとしたり?ニヤニヤしたり?
でも、この変態は本当にそうするかもしれない、と何となく想像出来てしまった。
「エッチ…」
「うん。そう…」
雅治さんがニヤリと笑って、腰をグッと上げた。
「あ…っ!」
忘れかけてたけど、雅治さんが俺の中に入ったままだった。
「俺、もう二度もイッたから、次は簡単に終わらないよ?体力続くまで感じさせてやる」
そう言って、俺の乳首を指で転がし始めた。
「陸は、俺にこうされるの…好きなんだね?」
「んっ!やっ!…やだ!」
「ん?こう?」
「あっ!あっ!ちがっ…」
「そっか、じゃ……チュ…ッ」
「あ、あん!そう、じゃ…あ!あ!」
それから…散々乳首を弄られた。
雅治さんは、終始笑顔で俺の事を見ている。
もしかしたら、本当に照れ隠しなのかも…
と、楽しそうな雅治さんを見ながら、何となくそう思った。
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