アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
つながる手 …副作用
-
「酔ってるのは、僕の方ですよー」
男同士で手をつなぐなんて、はっきり言って気持ち悪いと思う。
でも、この手は気持ち悪くない。
本当に気持ち良いんだ。胸がキューっとするんだ。
俺が拒まないから、小栗さんは俺の事引いてるかもしれない。
何こいつ?って思ってるかもしれない。
でも、小栗さんはまた親指で俺の手の甲をなで始めた。
どうしてこんな事するのかな?
うん。
気持ち良い。
気持ち良いって言うか、変な気持ち…
ん…
や、やばい
撫でられて、感じてきた。
手がピッタリ合わさる感じが、身体を合わせることを連想させる。
つまり、気持ち良い行為をしてるみたいな。
それに、小栗さんの触り方が、羽根で撫でられるような(いや、羽根で撫でられた事ないけど!)とてもいやらしい感じなんだよね。
その感覚を無視できなくなった俺の中心が、素直に熱を持って、ピクリと反応した。
「っ!」
まずい。これ以上触られたらまずい!!
ちょうどその時、タクシーはホテル前に着いた。
運転手さんが「こちらでよろしいですか?」と振り返る前に、どちらからともなく手を離す。
「今日はありがとうございました!!お疲れ様でした!」
俺の…半立ちなんだけど…夜だし暗いし気付かれないはず、と開き直ってカバンで前を抑えつつタクシーを降りる。
うう。小栗さんの方を見れないし、多分顔真っ赤だし、今の俺は完全に挙動不審。
「うん。お疲れ様。また次回宜しく。…おやすみ」
何事もなかったかのように、小栗さんはクールに言った。
タクシーのドアが閉まると、見送りもソコソコに、俺はフロントで鍵を受け取り、部屋へ急いだ。
部屋に入るなり、スボンを脱ぎ捨ててベッドにダイブした。
熱い。
ボクサーパンツの中に手を入れて、半立ちのペニスを握る。
親指を先端にあてがい。小栗さんが俺の手の甲にしたように動かして、そっとなでる。
「くぅ…っ」
今日はもう止められない。
小栗さんのあの手を思い出しただけで、俺のモノは完全に立ち上がった。
クチクチと先走りが親指を濡らす。
絡められた指を思い出して手を上下にゆるゆると動かすと、ビクビクと反応した。
…観念します。
あの手で、イかされたい。
手をつないだだけであんなに気持ち良かったんだ。
ここを握られたら、どんな快感になるのだろう。
目を閉じて、あの時の野獣のような色気たっぷりの目を思い出したら、腰がぞくりとした。
お酒のせいなのか、快感のせいなのか、頭が真っ白になって何も考えられなくなる。
「っ!はぁ…っ」
それから数回扱いただけで、俺の中心はあっという間に白濁を吐き出してしまった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
22 / 559