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仕事の依頼
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次の日の午後、突然課長に呼び出された。
何だろうと課長の席に行く。
「お、佐藤。去年の年末やってもらったS電機のジョブ覚えてるか?
あれをもう一回動かして欲しいって依頼が来たんだけど。行ってくれるか?」
「え?あっ、はい!」
忘れる訳がない。
俺の初めての現地作業。
そして、小栗さんと出会った仕事だ。
「どうやらS電機側がコスト削減で、地方の仕事の一部を本社に集約してるらしくて、製品のテスト業務を本社で進めることになったそうだ。
その運用試験で、佐々木と佐藤に以前やってもらったプログラムで、動作確認がしたいらしい」
「そうなんですか」
小栗さんの言っていた仕事ってこのことなのかな。
「実は当初は俺と佐々木で行く予定だったんだけど、S電機から現地でやったのと同じ要領で進めたいからって、佐々木と佐藤を指名して来たんだよ。
ということで、ゴールデンウィーク明けなんだけど、佐々木とS電機に行ってもらうから、宜しくな。
詳しいことは、佐々木に聞いてくれ」
「は、はい!」
また小栗さんと仕事が出来るのかな?
楽しみだな!
…ってもしかして…俺を指名してくれたのは、小栗さんなのだろうか。
ふふふ。
だとしたら嬉しいな。
俺はニヤニヤを止められないまま、佐々木さんの所に行って「何か良いことあったのか?」と不思議がられながら、作業の説明を受けた。
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