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友人の反応 …1
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雅治さんは、次の日の朝早くから実家で用事があるからということで、俺を家まで送ってからすぐ別れるはずだったんだけど…
アパートの下について、俺が離れ難くて、ちょっと雅治さんを見つめたら(いや、本当に一瞬だよ?)雅治さんがキスをくれたんだ。
そしたら…お酒が入っていた俺は、ちょっと大胆な気分になっちゃって…
自分から雅治さんに舌を入れた。
雅治さん、優しいから、そのキスに応えてくれて…
そしたら止まらなくなっちゃって…
結局、近くのコインパーキングに車を停めて、雅治さんはうちに泊まってくれた。
と言っても、明け方には帰ってしまったけど。
朝から用事があるって言ったのに…
雅治さんって本当に優しい。
雅治さんを見送った後、キャーー!と女子みたいにベッドでゴロゴロしてたら、いつの間にか寝ちゃってた。
その日の夜、オカから着信があった。
「はーい」
ゴロゴロしながら電話に出る。
『あー…さとちん?今、いい?』
「いいよー?どうしたー?」
あれ?なんかオカの声がちょっと暗い?
『いや…あのさ……なんてゆーか…』
「うん?」
オカはしばらくモゴモゴ言ってから、その言葉を口にした。
『さとちんさ、昨日迎えに来たのって…友達?』
「…え?」
ヒヤリとして、寝転がっていたベッドから起き上がった。
『いや…ごめん。実はあの時、コンビニ行くフリして…さとちんの後ろを尾けてた。その…彼女がどんな人かすごい興味あってさ。でも、あんな夜中に会わせろなんて言えないだろ?…だから、その…』
「……」
もう、オカの言いたい事が、分かってしまった。
雅治さんを、見たんだ…
『車で迎えに来たのって…男だったろ?』
「……」
いつまでも秘密に出来るとは思ってなかった。
こんなに早くバレるとは思わなかったけど…
はぁ…
見られちゃったもんは…しょうがない。
俺は、腹を括った。
「オカ、あの…」
『さとちんさ、彼女いるとか嘘だったんだろ?』
「…へ?」
『俺が不倫とか言うから、付き合ってるって嘘ついたんだよな?』
「え?…いや…」
オカ、勘違いしてる?
『だよな?そうだよな?
…まさか、あの人が"彼女"…とか、言うつもりなのか?』
「…っ」
これは…拒絶?
俺を迎えに来た「彼女」という人物が、男だったことに対する。
『なんか言えよー。…なぁ』
オカが、作り笑いみたいな声でそう言うので…
俺は何も言えなくなってしまった。
オカは、俺が雅治さんの車に乗るところを見てる。
車の中でなんか変な事したかな?
してない気はするけど…きっと、なにか気付いたんだ。
その上で、こんなことを俺に聞いてるんだ…
『てか、何で男相手に、あんな嬉しそうな顔してんの?…ほっぺ撫でられてさ…てか、マジ…いや、俺、混乱して…』
!!
そういえば…ほっぺ触られた。
もう、言い逃れ出来る…気がしない。
男友達には、あんな風にほっぺを触らせたりしないもん…
あぁ…
オカに、何て言ったらいいのか分からないよ。
『だから…ハッキリしてほしいんだけど?気になって…仕方ないんだよ…。俺、丸1日悩んだんだ。…さとちんのこと、責めたりしないからさ…
実際のところ、あの人と…どういう関係?』
俺は、ゴクリと唾を飲み込んだ。
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