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二人の夏休み …4
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気付いた時、俺はベッドに寝ていた。
…あ…れ?朝?
俺、昨日……
風呂上がってから…
あ!
雅治さんを待てずに寝ちゃったんだ!!
せっかく家に呼ばれたのに、寝ちゃうなんて!
慌てて飛び起きようとしたけど、それは叶わなかった。
俺がモゾモゾしたのに気付いたのか、雅治さんが後ろから抱きしめてきたからだ。
起きてるのかな?
首だけ少し動かして「おはようございます」と声をかけた。
「…んー」
雅治さんが、さらにギュッと腕に力を込めた。
寝てる?
まだ眠いのかな?
「昨日は、先に寝ちゃって…すみません。しかも、ベッドまで運んでもらって…」
そう。
ベッドまで運んでもらうとか、恥ずかしすぎる。
子供かよ…俺…
雅治さんが再び「んー」と、寝ぼけ声を出して俺に密着するようにスリスリと擦り寄ってきた。
!!
あ、う…
腰に…なんか硬いものが当たった。
朝の生理現象なら、文句言えない…けど、これは…色々辛い。
どうしても、当たってるところを意識してしまって、腰がゾワリとする。
雅治さんのソレにつられる様に、おれのソレも熱を帯びて来た。
…例えは変だけど、女の人に胸を押し付けられてるのと同じ効果です…
恐るべし、雅治さんの色気。
そんな事を考えながら、身体を少し離そうと腰を動かしたら…
今度は雅治さんの手がお腹から這い上がってきた。
えっ⁈と思う間に、その手は胸の上で止まった。
ちょっと…雅治さん、起きててわざと?
でも、呼吸はさっきから変わらず、寝てるように穏やかに繰り返されている。
ただ…指が…雅治さんの指が、俺の、その…乳首の上辺りにあって…
息をして胸が動くたびに、その指を意識せざるを得ない状況だ。
ちょっと待って…腹式呼吸、腹式呼吸…
なーんて思うけど、やっぱり意識はその指に行く訳で…
いや、腰もヤバいんだよ。
ゆるりと立ち上がった自分自身に、行き場のない辛さを感じる。
拷問だよー。
そう、一人悶々としていると、腰に当たっている雅治さんのものが、ピクリと動いた。
それに鼓動するように、俺のモノも熱を持つ。
ちょ…朝勃ちで、ここまで勃つことは無い!
絶対起きてるよ!
「も…っ!雅治さん!起きてる、でしょ?」
手に力を入れて、腕をどけようとすると、明らかに意志を持った指が、俺の乳首を弄った。
「んぁっ…ちょ…待っ!」
「…んー…もうちょっと…」
雅治さんが、眠そうな声を出した。
え?本当に寝ぼけてるの?
「もうちょっと、じゃ…ないです…っ」
雅治さんの指に押しつぶされた頂は、コリコリと反応し、その快感を腰に伝える。
「も…っ…」
どうしようっ!
そう思った時…
『ピンポーーン』
と、インターホンが鳴った。
こんな朝からお客さん?
配達員とか?
一瞬、動きを止めた雅治さんが、手の動きを再開すると…
『ピピピピンポンピンポンピンポーーーン』
今度は、ただ事では無いくらいに鳴った。
「ま、雅治さん?」
「…チッ」
雅治さんが、のそりと起き上がる。
「邪魔が入った…」
そうして俺の上に覆い被さってキスを落とす。
邪魔が入ったって…
もー!やっぱり起きてたんじゃん!!
『ピンポーーーーン』
ダメ押しとばかりにもう一度鳴った。
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