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つなぎとめたい …2
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スマホで検索を始めたら、あっという間に時間が経った。
てゆーか、女の人ってすごい。
体の手入れだけでもいっぱいあるのに、筋トレしたりもするの?
…これなんて、すごい。
読んでたらなんか…ムズムズしてきた。
男ってさ、いかに女を喜ばせるかみたいなテクばかり気にするけど、女の人は男を喜ばせるために、テクだけじゃなくて自分磨きもするんだ…
とりあえず、俺も何か出来ることがあるはず。
うん。
あ。男を虜にするテクニック、だって…
ふむふむ…ふ……うわあぁ。
本当に変な気分になってきた。
『ピンポーーン』
突然のチャイムの音に、身体がビクリと反応した。
ドアモニターを見ると、雅治さんが映っている。
『開けて?』
帰って来た!
それだけで、なんか泣きそうになった。
雅治さんの家だから帰ってくるの当たり前なのに。
「はい!」
エントランスのドアを開けて…玄関で雅治さんを待った。
ドアの前に人が立つ気配で、カギを開ける。
「おかえり…なさい」
隠せないくらい、顔が緩んでしまった。
だって、ドアの向こうに立っていたのは…俺だけの…なんのバリアもない雅治さんだったから。
雅治さんは、キャリーケースを中に入れてドアのカギを閉めると、俺をギュッと抱きしめた。
「ただいま。遅くなってごめん」
あ…いつもと違う香り…
それがなんだか、俺の知らない雅治さんみたいで、ちょっと寂しくなる。
出張に行ってたんだから、いつものソープの香りがしないのは、当然と言えば当然なんだけど。
「帰ったら陸がうちにいるとか、最高」
雅治さんが、腰を押し付けるように、身体を密着させた。
「!!」
えっ⁈
俺の下腹部に…硬いものが、当たる。
「あ!…んぅ…っ!」
それに驚く間も無く、あごをくいっと上向かされてキスを落とされた。
ゾクゾクと何かが身体を走り抜ける。
すごく久しぶりの、雅治さんの深いキスは、とても熱くて、とても激しかった。
香りは違っても、俺を包む熱は、俺の知ってるもの。
「ん…んんっ…ッ」
顔を離した雅治さんの目は…いつも以上に余裕のないものだった。
「ごめん。疲れ過ぎて…身体が勝手に求める。…陸の顔見たら、もう我慢できなくなった」
「え?んうっ…」
疲れ過ぎてって…
え?その……つ、疲れマラ、みたいなこと?
余裕のない雅治さんのキスは、口端から涎が溢れるほどに激しい。
相変わらず、腰をグイグイと押し付けてくる。
その動きと硬さに、俺の腰がキュウンと感じて、俺の中のスイッチを入れた。
あぁ…
ずっと会えなくて、色々不安になったけど…
こうして俺を求めてくれる。
性急なこの行為も、松井さん…とか…他人で済ませずに、俺に会うまで我慢してくれてた証拠だと思えた。
胸がギュッと熱くなる。
「まさはる、さん…」
雅治さんの背中に手を回す。
それを合図にしたように、雅治さんが俺のシャツ越しに胸に手を這わせた。
「あ、んっっ…」
俺が身を捩ると、雅治さんが俺の肩口に顔を埋めて、辛そうに息を吐いた。
「ごめん。も、キツい。陸の声だけでイきそう。
先に一回、…イかせて?」
そう言った雅治さんは、俺の片手を取って自分の股間に導いた。
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