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そう言えば、ホワイトデー …3
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「ん、…決めた」
突然、雅治さんがそう言って立ち上がる。
「?」
寝室からスマホを持ってきて、ソファに腰掛けて何か打ち始めた。
「何を決めたの?」
「んー…」
雅治さんが忙しなく指を動かすのを見ながら、俺はチャーハンを食べ終えた。
スマホを操作していた雅治さんが「よし」と言って、それをポイとソファに放る。
再び俺の後ろに陣取って、俺のお腹の前で手を組んだ。
「実は…陸へのホワイトデーのお返し、すごく悩んでて…」
そうだ。
今度の月曜日はホワイトデー。
「えっ?…お返しなんていいよ!あんな…なんでもないプリン」
「なんでもないことないだろ?…気持ちがこもった、特別なプリンだったよ」
雅治さんがチュッと俺の頭にキスを落とす。
「だから俺も、気持ちを返したい。って、遅くなって申し訳ないけど、やっと、どうするか決めれた。…で、今注文したよ。受け取ってもらえると嬉しい」
「うん……あの、ありがと」
雅治さんが、俺のお腹に回す腕に力を込めた。
「ほら、スープ、まだ残ってるよ?」
「う、うん」
うんって答えたけど…雅治さんとの密着具合にドキドキして、食事どころじゃなくなってきた。
…背中が、熱い。
「ねぇ、これも自分磨き?」
雅治さんが、俺の首筋に顔を埋めて深呼吸をした。
「えっ?な、何がっ?」
「陸から良い匂いがする」
「あっ…えーと」
雅治さん、気付いてくれた。
実は、ボディケア始めました。
以前気になってた、女の人がする自分磨きをネットで検索して…
その…エッチの時に彼氏に喜んでもらうための肌スベスベケアを見つけて…
ボディスクラブと良い香りのする保湿クリームを買いました。
男の俺が、雅治さんに飽きられないようにと、思ったのがきっかけ。
やっぱり、気になるもん。
エッチがマンネリ化してきて…飽きられたらどうしようって。
ただでさえ、俺、男だから。
…で、今日、そういう事するかな?と思って、来る前にシャワーして…それらを使ってみた。
首に頬ずりした雅治さんが、俺の前で組んでいた手を解いて、シャツの裾から手を入れてきた。
「ひゃ…っ!」
「肌、いつもよりスベスベだね…気持ち良い」
雅治さんが、俺のウエスト周りを撫でながら、首筋に唇を這わす。
「陸が、甘くて美味しそう…俺、この匂い好き」
嬉しい。
スベスベ、だって。
この匂い好き、だって。
「っ…ぅ。…も、やっ!くすぐったいってば!」
身をよじると、手が胸の方へと上がって来た。
「あ、んんっ!…やぁ」
「ここも…気持ちい…」
手のひらで胸を撫でられる。
乳首を転がされて、身体が感じてしまう。
「全身こうなの?」
「やぅ…知らなっ…」
「じゃ、確かめてもいい?」
「く、くすぐったいから、…やだっ」
恥ずかしくて、雅治さんの手を押さえた。
「ふーん。…ねぇ?昨日はこんな匂い、しなかったけど?」
「う…」
「これは、俺の、ため?」
そんな恥ずかしいこと聞かないでよ〜!
「っんア…ッ!」
胸をまさぐっていた手が、突起をキュッとつねった。
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