アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
覚めない夢 …4
-
雅治さんと目が合う。
夢じゃない?
冗談じゃない?
それを確かめるように雅治さんの顔を見ていたら、雅治さんがフッと笑った。
「そんなに見つめられたら照れるんですけど?」
「だ、だって、雅治さんが変なこと言うからっ」
「変なこと?」
「う、うぅ」
「ん…そっか。ごめん。陸が覚えてないなら、確かに変なこと言ったな…」
雅治さんが、目線を下げた。
しまった。
俺、傷付けた?
「いやっ、あの…確かに、言ったことは覚えてないけど……だけど……その」
「?」
雅治さんが、俺を見る。
「そんなに、その…間違って、ない…かも」
恥ずかしくて…今度は俺が目線を下げた。
「雅治さんに、そうされたいって…思って…る」
「……」
「あーだから、その………約束、守って…ね?」
チラリと雅治さんを見ると、俺を見たまま、固まった。
ううっ…
何か反応してくれないと、困るんだけど。
雅治さんの様子を伺うように首をかしげると、雅治さんが俺にがばっと抱きついた。
「わっ」
その勢いで、後ろに倒れる。
雅治さんが、スリ…と俺に頬を摺り寄せた。
んっ、くすぐったい。
「あぁ…」
雅治さんが、つぶやいた。
「マジ可愛い…」
へ?
そう言って、ギューっと俺を抱きしめた後、首筋に、チュッチュとキスをした。
「やっ…もうっ」
雅治さんを押し返そうと、胸を押すと、雅治さんが大人しく離れてくれた。
…と思ったら、二人の間にできた隙間に手を入れて…
胸を撫でられた。
「ひゃ!…や、ぁあ」
えっ?なにっ?
ちょっと、待って!
なにこれ?なにこれ!!
ひと撫でされただけで、すごく敏感に感じたんですけど!
どうして?
昨日、散々弄られたせい?
「ま、待って、雅治さん、待って!」
俺が慌てたせいか、雅治さんが大人しくその手を止めてくれた。
「あ、ごめん。痛かった?…昨日、やっぱり無理させ過ぎた…」
また雅治さんが、シュンとしそうになったので、慌てて訂正する。
「違うの!痛いとかじゃなくて…っ」
「ほんと?」
「ち、ちょっと敏感になってるって言うか…なんてゆーか…いや、そのっ…もー!どっちにしろ雅治さんのせいだっ!」
一瞬考える素振りを見せた雅治さんが、指でツツッと胸の突起を撫でた。
「は、ッ…やめ!ダメだってば!」
「痛い?」
「違っ!…で、でも!や、だ!…〜〜っ!感じすぎるのっ!!」
俺がそう訴えると、雅治さんが俺の上に倒れるようにしてのしかかった。
「あーーーー、もう」
長ーいため息を吐かれる。
あれ?
もしかして、呆れた?
こんなちょっと触られたぐらいで反応してたら…
ウザい?引いちゃった?
「や、あの…っ」
「まったく…」
身体を起こした雅治さんが、俺の脇腹をスルリと撫でた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
441 / 559