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◆今日の最下位は牡牛座です。6
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洸が達したと同時に、ぶるっと体を震わせて、男もその肉壺の中へと射精した。
細いながらも筋肉質な体をぐったりと投げ出して肩で息をしている洸を見下ろし、男は愉しげに笑う。
今日は本当にツイている。
こんな青年に、あのような小さな店で出会えるなど夢にも思っていなかった。
男が、自分は同性愛者なのだと自覚したのは、結婚をしてからだった。
地主の家に生まれた男は、金に不自由なく育った。
親に言われるままに必死に勉強し、教養を身につけ、親に与えられた会社の役員になった。
まともな恋愛などをした記憶もなく、親に言われるまま、これまた金持ちの娘と結婚をした。
女は美しかったが、男はどうしてもその女に性的魅力を感じない。
30歳で籍を入れた後、何度か挑戦したものの、どうしても起ちあがらないのだ。
男は真剣に病院に通ったが、そのうち女は浮気をするようになった。
そして男も、ますます女に対する欲求を失くしていった。
代わりに、男は更に仕事に溺れ、夢中になった。
ある日の仕事帰り、男は街で一人の青年に声を掛けられた。
男の身に着けているものに目をつけたのであろう青年は、男に甘えるように声をかけてきた。
『おじさま、僕を買って』
男はその青年に妙に惹かれ、そのまま彼とホテルへと向かう。
そして、自身の膨れ上がった下半身を見て、ようやく男は知ったのだ。自分は同性愛者なのだ、と。
そして男は、その青年を抱いた。
男は、青年が泣き叫び、許してくださいと懇願しても尚、抱き続けた。
男はその日初めて、雄としての歓びを感じた。
それから男は、有り余った金で色々な男を抱いた。
プロの青年に飽きてきたころ、素人の青年を犯すことに興味を覚えた。
好みの男を見つけては体の動きを封じ、思うままに貫いた。
嫌がる男を押さえつけ、無理矢理犯すことは、今までに感じたことのないほどの興奮と征服感を男に与えた。
出張先での仕事を終え、一人静かに小さな店で酒を飲んでいた時に、男は青年に出会った。
顔立ちの整ったその青年は、人当たりが良くて頭の回転も早く、話をしているだけであっという間に時間が過ぎていく。
自分のものにしたい。
色々な会話をしながらも、男はもう、頭の中で青年を犯すことしか考えられなかった。
そうして、今、極上の獲物を食らっているのだ。
「まだ終わらないよ、コウくん」
絶倫、とよく言われてきた。そこには自信があった。
洸の顔が引き攣る。
そして男は、再び律動を開始した。
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