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【二周年記念】解ってるようで解ってない。”後”
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「ゃ、っうぅ〜〜…!!!も、バカ、いいッ…!!」
高級と贅沢が過ぎる豪奢な打掛は胸が見えるまではだけて、飽きる程持っているかんざしは3枚も重ねたシーツの上にバラバラと溢れ落ちた。
まともな灯りとは言えない暗がりの中、仄かな明かりが二人を照らしている。
「本当に躾のなってない…俺は客なのだから強請るべきだろう」
「しゃ、…べんっ、な、、も、出ねー、よ!!!!」
本来なら、客のを上でも下でも咥えて妖艶に微笑むところだ。
本来なら、客を楽しませるのが花魁の仕事。
本来なら、、でも、今は違う。
こいつの、こいつの時だけは。
「ッッ…!!!!!ぁ、無理、も、いい…」
(まだ出せるだろう?)
「まららせるらろう?」
このくそ変態はわざわざ俺のソレを咥えていた。
あの後プツンとキレた誓也は俺の、別に小さくはないそれを咥えた。
弱い先端を舌で舐めたかと思えば、尿道口に舌をグリグリと押し付け、弱い裏筋は唾液に溢れた口を窄ませるように刺激されて、根元まで咥えこむ。
精液溜めてる二つの玉は揉み込まれ、後ろの穴は、客が来る前に解しといたからあっという間に指を増やされて、でも全然いい所には触ってくれなくて、あくまで前の刺激ばかりで。
玉を揉み込まれて、会陰も弄られて、弄ばれて、それで、何回だろう、もう忘れた、ずっと出してて、ずっとずっと絞り取られて、こいつは、俺が頭押さえたり逃げようとしても全然動じてくれなくて。
本当ならコレだけで全然満足なんだけど、後ろがあんまヨくないから不満ばっか溜まって、無駄に疲れて、こいつはずっと飲んでて、俺の、不味くはないとか言いながらずっと絞り取って。
それで、それで、、
「も…う、限界……!!!」
出なくなるまで、暑くてふやけそうになるまで、涙が枯れるまで、時折粘性ある冷たい液体を中に入れながら更に使えるようにするまで、触ってもない胸の突起が感じるくらいになるまで、本気声を殺すとか妖艶な演技をしてみるとかそういう努力が消し飛ぶまで、ずっと、ずっと。
「そうだな、喋れる内に始めるか。」
ケロりとして。
こっちはもう限界なのに。
ああ、いや…
「早く、しろよ…バカ…!!!」
我慢の、限界かも。
熱で朦朧として何を口走ったか分からない。
あれ?もう、なのに、なんで終わってくれないんだ?
あ、そっか、こいつ一回しか出してねえのか。
じゃあまだ終わらない、これは前戯だった。
そうだ、これは、、
え、まだ?するの?
なぁ、もう無理だ、だから
「んんんんんんんっっっ…!!!!!!」
っ、は、何これ、頭が真っ白だ。
ヨくなったナカは滑りがいいらしい。
前戯の甲斐あって期待ばかりしていた前立腺を擦り続ける、前立腺の上も、奥まで穿ってくる。
先っぽで窄まりの淵を刺激するような楽勝なものとは違って。
俺より重い誓也が乗っかる形で深くまで穿つこの感覚。
まず穿つものが俺より大きくて、この征服感に負けたような気持ちになって、自分のを見てみると、もう出せないのがそこにあった。
散々イキ過ぎて頭の中が明滅してる。
ナカの具合が良すぎてどうしようもないのに、誓也の腹に擦れる俺のが気持ち良くて、開いた手で捏ねてくる胸の飾りが気持ち良過ぎて。
視界が涙で、霞んで見えなくなってくる。
前立腺が思いっきり引き摺られて、それが背中伝って頭の中までビリビリする。
おかしい…もう無理だ。
「ッぐ!、!?!…ッア、」
叩き、は起こされなかった。
目を見開くと誓也が優しくそっと大きい手で、俺の首を絞めていた。
目の前の優しい顔が見えてくると俺はやっと気付けた。
息が出来ない。
俺の手が震えながらこの、殺しに掛かる手に触れた。
引き剥がす力はもうなかった。
(起きろ)
と言われた気がした。
「んんんん、んっ、んぅ、あ…っは、ッッ!!」
涙が溢れる。
息が出来ないとこんなにもイイんだと、
違う、、
苦しくて可笑しくなりそうだ、
そうじゃない、、
嵌ってしまいそうだ、
そうじゃ…ない!!
これ以降はもう覚えて居なかった。
夜中にふと目覚める。
元々花魁は行為の後の朝、客より早起きしなきゃならないからもう多分癖だろう。
これだけ疲れても睡眠すらまともじゃない自分に嫌気が差す。
あの後何回かやって誓也は寝たようだ。
隣に居る寝顔があの時の優しい顔に重なって、
「っのやろ、首なんか絞めやがって、、」
途端に、生きてたことに感謝した。
誓也がナカに出したものを掻き出そうと、シーツの外に這い出ようとする。
「出してねえよ。」
「…起きてたのかよ、」
「幾ら払ったと思ってる。その分目に焼き付けとかないと勿体無いだろう?だから寝ろ、出してないから。」
「常連なのに何言ってんだ…」
本当に不思議な奴。
ああ、だからか、数多居る客の中でこいつだけを覚えられるのは。
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大変遅れましてスライディング土下寝致します。
更新してない内にお気に入りが800になったかと思えば、900になってしまいましたので慌てて投稿させて頂きました。
これからも本作品をよろしくお願い申し上げます。
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