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生易しくない無難な物。❹
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扉が完全に閉まり薄暗い部屋はほんの僅かな照明すらも消え、電灯のない曇り空の田舎の真夜中のような…闇が空間を支配する中、数字が光る時計が唯一つ存在感を出し続けている。
「…っ、くそ……」
苦悶の声を上げるも誰もそれに気付く事はない。ガシャガシャと手錠を動かすも一向に外れる気配はない。
引き伸ばされ少しも逃げる余地を与えない四肢と薬によって無理矢理溜めさせられる性欲とをどうする事も出来ず、暗闇の中でただのうのうと時間を食い潰していた。
…なんて、赤城が甘いワケもなく。
「…っ⁉︎ッざけ、んぁ」
なりを潜めていたローターが突如暴れ出し無抵抗の翔を襲う。
薬に浸けられ先走りをタラタラと零しトランクスを汚す熱くなった肉棒に巻かれた二つのローターは振動する度互いにぶつかり合い翔を苦しませる。
「…っ、ぅっ、ぅく」
外したくとも繋がれた四肢ではどうする事も出来ず、薬で半勃ちさせられた ただでさえ弱い裏筋を攻められる。
目を閉じ歯を食いしばり眉間に皺を寄せどうにか耐えようとするが元々堕ちていた身体はどんどん高みに到達させられる。
「…はっ……ぐ、ぅ、ぅ、う」
時折息を吸い込みながら陥落していく身体に心の中で鞭を打ち、半勃ちが完する感覚を覚えながら必死に結末から逃れようとする。
しかし、それが意味のない行動である事は、力を込めた腰が浮き沈みを繰り返し、さらに前屈みになっていく上半身を見れば一目瞭然の事実であった。
「…ふっ……ぅ、くぁ……っっ‼︎」
視覚を遮断され感覚でその悦楽を喜び第六感で危険だと思いながら。
聴覚で振動する機械音と己の上ずった声を聴き内心で舌打ちをしながら。
昇りつめた身体に呼応するように、しならせながら腰を突き出し先走りで濡れそぼったペニスから、白濁を確かに吹き出しシャツを穢していった。
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