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生易しくない無難な物。❻
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「…ふっ」
「社長?」
「すまない、思い出し笑いだ。続けてくれ」
”もし赤城が聴いていればその耳を十二分に愉しませたであろう翔の淫猥な嬌声”を逃す程赤城は抜けていない。
抜かりなく、翔には設置した事実すらも知らせていない暗視機能搭載の監視カメラを部屋の隅々に取り付け、スマホに録画が送られるようになっている。
イヤホンを片耳に付け艶めかしく、また必死に我慢している可愛げのある声を聴きながら仕事に集中出来る赤城は十分有能だと言えるだろう。
…否、思わず笑みが溢れてしまったので、言えないかもしれないが。
ほぼ視覚の失われた部屋で、ローターの駆動音と自らの嬌声に耳を犯され体験した事の無い苦しみに悶え、喘ぐことしか出来ない生意気なスパイがどのように変わっているのか。
(愉しみだ)
楽しみは取って置くべきか、と仕事中に吹き出した原因を耳から取って仕舞い。
淫欲に駆られた姿を想像しながら、今度こそ仕事に集中するのだった。
「ヒ…っぐ、ぅう、う、うぅん、ん、ん、んん、んんァ……ぅぐ、、ッ…????」
唯一の頼みの綱である赤城が無情にもイヤホンを取ってから更に1時間後。
悪態を吐きながらも翔は未だ健気に耐えていた。
吸収力の高いシーツはびしょ濡れになったスーツの汗を吸い取り、それなりに引き締まった腹筋は翔を小刻みに震わせている。
そしてなにより、白濁と先走りを壊れた蛇口のように吐き出し続けるペニスは、相も変わらず元気である。
媚薬で火照り、ローターでイかされ過ぎた身体は感度も増し、顔を歪め目に涙を浮かべて、攻めの強さに飲み込む事を忘れた涎が一筋垂れている。
だがそんなに辛くとも、己が声を抑える事…弱みを見せない、という自らの決まり事で己を律すことが出来るという点は、やはり翔の誠実さをよく表している。
まあ、赤城語で言えば「随分と余裕だな?」になるだろうけど。
甘く激しい初めての刺激に、陥落する事も堕ちる事もせず耐える、そんな無駄な努力を続ける翔は
「んンン…ッく、んぁ、あ、ああ……ぅァアッ……??????」
赤城がつまらないと言った行為の、予想外の烈しさに、思わず理屈の通らない殺意に似た憎悪を赤城に抱きながら、その発情させられた身体をもう2時間半反らし続ける事になる。
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