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楽なのに気苦しい物。❶
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煌々と電気が部屋を照らす中、下準備は始まった。
前回は遊びなく締め上げたが、今回は真逆。
錠は付けているが前暴れた所為で傷付いた手足は包帯で処置をされ、その上から付けている為に、見た目はスパイ相手の拷問ではなくちょっとしたSMプレイ程度に抑えてある。
広いベッドに仰向けにした伊勢谷は今日も暴れているが、その力も大分失われている。
当然だ。
ほんの一時的に意識が遠のいた後 催淫効果の出る薬を、検査後に犬皿で出した飯に混ぜたから。
だから今は既に身悶えしているようにしか見えない。
両手同士、両足同士をある程度…と言っても膝くらいの長さだが、ゆとりある長さの鎖を使って繋ぎ、脱出防止用にその手錠と連結した鎖を天井の金具に固定したのみ。
はっきり言って緩い。
しかしこれ位のものにしておかないと流石に大事だと捉えられかねないから。
誰に、とは言わないでおく。
「おい、伊勢谷」
「んぅ、…んー……あ?」
眠りそうになっていた伊勢谷の顔を叩き現実世界に引き戻した。
これだけ緩いのだ。
薬の効果が第二段階に移行し始め、起きた伊勢谷の驚いた顔の意味も分かる。
一応両手は地に着くには天井からの鎖がギリギリ足らなくて挙げっぱなしだから疲れるだろうが、ただそれだけ。
囚われたスパイにとって、これだけの拘束ならば楽園と言ってもいいだろう。
「何だよこれ」
「さぁな。」
じわじわと催淫効果の出る代物だけに伊勢谷は未だその効果を実感していない。
そして俺は今回最後まで言うつもりはない。
「…っまた、ローターか?芸がねえな…!!」
「違うから安心しろ」
性具についての知識が未熟な伊勢谷にコレを紹介した所で分からないだろうから、と鼻で笑いながら。
白く柔らかいが少しはまた筋肉もある、無防備な尻の下に手を入れそのまま持ち上げた。
本当はスパイなど清潔にさせるべきではないが、これはただの趣味の一環で綺麗に洗浄することを命じている。
勿論…中も。
寝こけている間に中まで洗われている無様さに思わず嗤みが溢れる。
「な、なんだ……、、っ!?」
洗浄済みのお陰で少し拡張していたアナルに小さいローションの入り口を押し込み、そのまま容器を潰した。
中の冷えた液体がいきなり身体に入ってきたことに驚き、鳥肌が一瞬にして立ったように震え上がる全身、信じられないものを見るような顔に向かって微笑するとそのまま作業を続ける。
「…はっ…は、は、や、やめ…」
アナルを只の排泄器官としてしか認識していなかった人間の慌てぶりは見事だ。
先程こちらをバカにした奴が引きつった顔で口をパクパクしていると嗜虐の心が沸いて出て来る。
だが、今日使う物も大した事のない味気ないものだった事を思い出し、溜め息を吐いた。
「な、な、何それ、まっ、待っ」
「五月蝿い」
棒状の訳の分からない物を取り出されて慌て気味に問い詰める…そんな心境が手に取るように分かる。
だが無視だ。
初心者用の細いソレに先程かけたローションを塗って用意を終える。
馬鹿に出来ない快楽はどうせ薬とコレで感じる。
ローションと洗浄の為に裂ける事もない。
…裂けるのを心配するのは明日の拷問に支障を来たすからだが。
兎に角、それだから特に解す必要もない。
つまり、後は入れるだけ。
「いくぞ」
俺が取り出した、エネマグラを入れるだけ。
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